今回は世界中のデザイナーやブランド、アパレル業界の方がサスティナブルに対してどんなことに注目してるのかのまとめ記事。 「実際にどんな取り組みがあるんだろう?」「最前線でどのようなことが議論されているんだろう?」 このような疑問に答えられる関連記事をご紹介!
エシカルファッションって?
最近、メディアやSNSなどで「エシカル消費」、「エシカルファッション」
という言葉をよく見かけるようになりました。
みなさんは「エシカル」という言葉を聞いて、なにを思い浮かべますか?
「エシカル」を直訳すると、「倫理的」という形容詞で、
法的な縛りはなくても、多くの人が正しいと思っていることで、
本来人間が持つ良心から発生した社会的規範のことを指します。
エシカルとファッションが組み合わされた言葉である
「エシカルファッション」とは、
日々の暮らしの中から、衣料品の買い物を通じて、
地球環境や人、社会、地域が抱えている問題の解決を導くことです。
お家にあるお洋服を見まわしてみて下さい。
それらのお洋服に何度袖を通しましたか?
流行りやトレンドがころころ変わる中、知らない間に着ないお洋服で溢れていませんか?
今持っているお洋服を長く大切に着ることも、立派なエシカルファッションです。
服を長く大切に着る為に、洗濯方法を少し変えてみたり、
お直しやリメイクすることも、エシカルに生きる為に出来ることです。例えば、洋服を干す際に陰干しするor裏返して干す。
この作業によって、日焼けによる色落ちを防ぐことが出来ます。古くなったり、サイズが合わなくなったりしたお洋服は、
リメイクしたり、お直しすることで長く着ることが出来たり、
小さく四角に切って雑巾やティッシュ代わりにしたり。少し手間をかけることで、簡単に環境問題に取り組むことが出来ます。
では、スマセルマガジンでも時々取り上げてきた「サスティナブルファッション」とは
どんな違いがあるのでしょうか。
エシカルファッションとサスティナブルファッションの違いについて
どちらの言葉も地球に配慮していることは共通していますが、
「サスティナブル=持続可能な暮らしを維持すること」
「エシカル=環境、社会、人に対して思いやる気持ちを持つこと」
という風に区別することが出来るかと思います。
「サスティナブルファッション」では、
製品そのものの素材や製造過程で生まれる環境負荷に対して注目されていましたが、
「エシカルファッション」では、それに加えて
生産者の想いや技術、商品を提供する企業の想いや理念も考慮されることが違いとして上げられます。
「サスティナブルファッション」について詳しくはこちらの記事も合わせてご覧ください。「サスティナブルファッションとは? 具体的な取り組みもご紹介!」
次に、実際にファッション業界が抱えている問題とは何なのか、その問題に対してどのようなアクションを起こすことが出来るのかについて説明します。
ファッション業界が抱えている社会問題について
現在、世界で大量の洋服が破棄されており、
その量は、毎年推定228億着と言われています。(※自社算出)
その中でも企業が抱えている余剰在庫を仕方なく廃棄してしまうことが多く、
半分以上もの洋服が一度も着られることなく捨てられています。
この問題が起きてしまう理由として、大量生産が常態化しているという原因があります。
大量生産には、コストが下がるというメリットがあると同時に、
その物品の生産数が膨大になってしまうという点があり、それがデメリットになってしまっているのが現状です。
とはいえ、在庫自体が悪ということではないのかもしれません。
在庫がある程度はないと欠品を起こしてしまい、消費者が手にする機会を失ってしまい、それが積み重なると企業経営が傾いてしまいます。
ですが、あまりにも多い在庫は倉庫を圧迫し、最終的には在庫を廃棄せざる得えなくなります。
皆さんが普段服の購入で悩んだ際に、似たタイプの服だったら安い方を買おう。
とされたことはありませんか?
その裏側では、企業による並々ならぬ努力とこういった背景が潜んでいるかもしれません。
これらの原因から、生産過程だけではなく、生産した後に起こる環境負荷が起きてしまっています。
廃棄されてしまう洋服を減らすために私達が出来ること
余剰在庫が廃棄されてしまい、環境に負荷をかけているという問題を解決する方法として、
私達が簡単に取り組むことが出来るアクションを2つ紹介します。
⑴生産者の想いに耳を傾けてみる。
⑵今ある資源を有効活用すること。
⑴生産者の想いに耳を傾けてみる
生産者の想いとして、どのようなブランドであっても、
世界を悪くしたいと思って始められた企業はないと思います。
手軽にファッションを楽しんでもらいたい。
個性的なデザインの洋服を世に出したい。
機能的な商品で誰かの役に立ちたい。
商品や企業にどんな想いがあるのか。
世界に溢れている”モノ”は、すべて価値あるモノなのではないでしょうか。
それらの想いに耳を傾け、最大限に活用すること。
そうすることで自然とモノを大切に、長く使うことが出来るようになります。
しかし、私達が消費者である限り、不必要なものや必要なものが出てきます。
そこで今ある資源を有効活用することが必要になってきます。
⑵今ある資源を有効活用する
ネットショッピングが主流となってきている今、メルカリやラクマなどの
フリマアプリを使用している人も多いのではないでしょうか。
実はこれらのアプリを使用することも、資源を循環させる手段の一つです。
自分にとって不必要なものが、誰かにとっては必要なもので、
誰かの不必要なものが、自分にとって必要なものであるかもしれない。
このように今ある資源を循環させることで、環境問題の解決に寄与することが出来ます。
その中でも今注目されているのは、
「余剰在庫やB品などの訳あり品を再販するサービス」を利用する選択肢で、
弊社が事業展開するスマセルもこの一つです。
弊社は、アパレルの滞留在庫を持っているサプライヤーと、
製品を必要とするバイヤーを繋ぐ卸売・仕入れのマッチングプラットフォームです。
サプライヤー側からするとまだ着れるのに顧客ニーズやシーズン変化の関係で
手放さざるを得ない商品を必要としている人に届けられ、
バイヤー側からすると店頭には並べられなくても状態の良い衣類などを低価格で仕入れられ、
その上みんなで社会課題解決に取り組めるという、
まさに「三方良し」なビジネスとなっているのが、「スマセル」です!
このサービスを利用することで、物を循環させながら、副業としてフリマアプリを活用したり、
ネットショップやセレクトショップを持つことも出来ます!
「スマセル」は、正規品やブランド商品を含め、信頼のおけるメーカーや問屋の在庫を中心とした仕入れサイトになっているので、手軽に始めてもらえます。
スマセルご利用者様インタビューはこちら→購入者インタビュー登録は無料になっているので。是非一度ご覧になってみて下さい!