インタビュー

”できることから始めよう”独自のデザインで人気を集めるキャセリーニ様にインタビュー

今回は、見ているだけで楽しい気分になる独自のデザイン性で20代~30代を中心に人気を集めるバッグなどの服飾雑貨ブランドCasselini(キャセリーニ)、直営事業部長森上様とデザイナー室﨑様にインタビュー。

ブランドコンセプトやデザインへのこだわり、サスティナブルについて思うこと、社内から広がっていった取り組みの数々までお伺いすることができました。ぜひご覧になってください。

毎日の気分に寄り添える小物を提案

Casselini(キャセリーニ)は、1987年にスタートした日本の服飾雑貨ブランド。
【ただ”かわいい”だけじゃない、いくつものテイストを取り入れたミックススタイル。
わたしらしさをつくるもの。ころころと変わる毎日の気分に寄り添える小物を提案】
をコンセプトとし、20代~30代をターゲットに4,500円~10,000円前後の価格帯で販売しております。

他にはないデザインへのこだわり

レースが散らばっているシーンから想起したデザインのバッグ

1点1点こだわりをもって企画

モノづくりをする上での一番のこだわりは、他にはないようなデザインを作ること。女の子は毎日違う格好をしたいし、気分がころころ変わる生き物なので、楽しく気分が上がるものをお届けしたいと思っています。

現在、Casselini(キャセリーニ)では、2人のデザイナーが年間250以上の商品を企画しているのですが、どの商品も素材、柄、色合い、細かいポイントに至るまで、1点1点こだわってデザインしています。

デザインのヒントは日常生活にも

例えば、ナイロン素材の場合、そこに転写プリントをしてみたらどうなるか、コーティングしてみたらどうなるかなど、ただそのまま生地を使うというより、新しい加工や見え方を追及しています。

柄についてもなるべくオリジナルのものを出すように心掛けていて、デザイナーが日々撮影している写真を使用したり、絵を一から描き起こすこともあれば、「レースが散らばっていた」とか「料理中に見たパプリカの色が可愛かった」など日常生活で見たイメージを膨らまし、再現して商品化する場合もあるんです。

生産地の得意な技術を生かす

また、生産過程も大きなポイントとなっています。Casselini(キャセリーニ)では、中国の様々な地域を始め、ベトナム、フィリピンなどで生産しているのですが、その土地それぞれに得意としている技術があります。

例えば、中国の青島(チンタオ)だとカゴなどの編み物、インドだったら手刺繍など、それらをうまく生かし生産することで、他にはない様々なアイテムを生み出すことができるんです。

取引先様にはいつも、「Casselini(キャセリーニ)に来ると楽しいものがいっぱいある」とおっしゃって頂けるので、他にはない楽しいアイテムを作るということを、チーム全体でも大切に思っています。

Casselini(キャセリーニ)の商品一覧はこちら

「サスティナブル」について 私たちが出した答え

 


デザイナー室﨑様

考え悩んでいた日々

ここ2年くらい、SDGsという言葉を耳にするようになり、私自身も少しずつ意識するようになりました。しかし、弊社のモノづくり自体、どうしても100%サスティナブルにすることは難しく、考えれば考えるほど、知れば知るほど、自分が今やっていることや生活とSDGsがかけ離れている気がして、どこから手をつけていいか分からず心苦しい日々を過ごしていました。

例えば、何かを生産するということは環境によくないのではないか、でも生産しないと私を始め海外の生産工場の方々、多くの人が仕事を失ってしまうのではないかなど、そんなことをたくさん考え悩んでいました。

広がるサスティナブルの輪

でもある日、お気に入りのタンブラーを見つけて、毎日好きな飲み物を家で入れて持ち歩くことが楽しくなったんです。そのうちペットボトルは自然と買わなくなって。

そしたら次は会社のペットボトルもどうにかしたいなと思い社長に話してみたんです。

弊社は以前、2ℓのペットボトルを社員とお客さま向けに定期的に購入していたのですが、社長が一緒になって考えてくれた結果、リターナブルの瓶に入った炭酸水やジンジャーエールを社内で購入することになりました。

現在は酒屋さんに定期的に配達頂いていて、レトロな見た目が可愛いし、「仕事の合間に甘くて冷たいものが飲める」とみんなに人気です。

そんなことから始まって、毎日ペットボトル飲料を飲んでいた男性社員が家にあったタンブラーを持ってくるようにもなりました。

寄付もできる可愛いタンブラー誕生

「じゃあ、次は可愛いタンブラーを作ってみよう」となったのがMiiRとのコラボ商品の始まり。MiiRのタンブラーは、売上の3%が発展途上国に寄付され、さらに製品に記載されたGive Codeを登録すると、寄付された場所まで分かるんです。

私たちもこの活動に共感し、フラワーやハートといった定番のモチーフを甘さ控えめの配色で表現しタトゥーの図案のような他にはないデザインを加え、コラボ商品が誕生しました。

無駄をなくした生産過程

商品の生産過程においても、できる限り日本での企画段階で私たちが努力することで、無駄を省くように心掛けています。

イメージしたデザインを具体化するのは、本当に難しいことなので、まずは切れ端などの素材で簡単にミニチュア版のバッグを作り、ギリギリまで精度を高めてからサンプル依頼をしますそうすることで、依頼している工場の方々にも迷惑がかからず効率よく働いて頂けますし、さらには素材のロス軽減にも繋がると思っています。

SMASELL×Casselini 回収ボックスの設置を開始


左: 直営事業部長 森上様   /    右:デザイナー 室﨑様

ペットボトルの件を社長に話してみたのを皮切りに、ブランドチームにも勇気を持って話してみると、みなさん親身になって耳を傾けてくれました。

そんな中、社員の一人が持ってきてくれた話が回収ボックス。話が進み、2021年6月18日(金)からSMASELL(スマセル)と協業し、お客様の古着のバッグ等を回収・再利用する取組みをスタートすることができました。キャセリーニ原宿店へ弊社の製品をお持ちいただいた方に店頭で使えるポイントを付与していて、回収された製品の一部はSMASELL(スマセル)で再販をしたり、キャセリーニでメンテナンス・リメイクを行う予定です。

SDGsの12番に「つくる責任」がありますが、今まで私たちが作ってきたものを回収するというのはとても大切なことだと思っています。

例えば、ペットボトルの3%しかリサイクルされていないという話を聞くと、作り出している企業に対して少し無責任だと感じてしまうんです。本来であれば、そのリサイクルする過程が使う人の生活導線に自然に組み込まれていないといけないんだなと。それが本当の意味での「つくる責任」だと思うんです。

しかし、実際私たちもまだ何もできていないので、1つ1つ考え、悩んで進んでいくしかないんだと思います。そういった意味でも、自分たちで作ったものをお店で回収するというのは凄く素敵な1歩になるなと思っています。

まだ設置して間もないですが、お客さまが実際にたくさんの商品を持ってきてくださっているという話を聞いた時はすごく感動しましたし、小さなことでも実際に実行に移すことで未来は開けるんだなと思いました。

回収ボックスを設置した原宿店に来られる方は限られているので、今後はオンラインや違った場所でも気軽に回収できるように整えていきたいですね。商品も弊社のものに限らず、間口ももっと広げていきたいです。

Casselini Flowerでいっぱいの世界を目指して

このようなMiiRとのコラボタンブラーや回収ボックスにはCasselini Flower(キャセリーニ フラワー)を付けています

企業やブランドとしてのSDGsへの取り組みが注目を集める昨今、「私たちにできることからはじめよう」というコンセプトで始動した企画で、土に還ってはまた芽を出し咲く花のように、地道ながらも未来へ好循環するプロダクトを届けたいという思いを込めて、関連製品やサービスに付けるようにしています。

サスティナブルっていうことは正解がないからこそ討論になりがちですが、Casselini Flower(キャセリーニ フラワー)が付いているだけで、なにか考えるきっかけになったり、小さな幸せを感じていただければいいなと思っています。

私たちが伝えたいのは、「ペットボトルをタンブラーにする」「買ったバッグを回収ボックスに入れる」こういった小さな1つ1つのことが、大切だということ。いつか、この小さなことがみんなに広がり、Casselini Flower(キャセリーニ フラワー)がたくさん増えると嬉しいですね。

 

こだわりが詰まったCasselini(キャセリーニ)の商品

バッグから、スマホケース、水着や帽子など、SMASELL(スマセル)ならCasselini(キャセリーニ)の商品がお得に購入できます。
ぜひ一度ご覧になってください。

クリアbag&ポーチセット
¥1,100(税抜) 80%OFF
防水携帯ポシェット
¥580(税抜) 80%OFF
SHOP刺繍HDiPhoneXケース
¥780(税抜) 80%OFF

※2021年7月13日現在の価格となっています。
※予告なく価格変更及び販売を終了する場合がございます。予めご了承ください。

 

 

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