メルカリで自分の不用品を売るのって、楽しいですよね!
「思わぬお小遣いになった!」「誰かの役に立てて嬉しい!」と、気づけば出品数も増え、毎月の売上を見るのが楽しみになっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その一方で、ふとこんな不安が頭をよぎりませんか?
「これだけ売っていると、もう『事業』になるのかな?」
「もしかして、”古物商許可”がないと法律違反になるって本当?」
「知らないうちに逮捕…なんてことになったらどうしよう…」
その不安、とてもよく分かります。自分のやっていることが正しいのか分からなくなるのは、あなたのビジネスが順調に成長している証拠です。
そんな方は、まずはこちらの分析記事からご覧ください。
ご安心ください。この記事は、そんなあなたのための「お守り」です。
この記事を読めば、簡単な診断チャートであなたの活動に古物商許可が必要かどうかが一目瞭然。必要な場合のAtoZから、不要な場合の注意点まで、あなたの疑問と不安はすべて解決します。
後ろめたい気持ちなく、堂々とメルカリ販売を楽しむために。さあ、一緒に最初のステップを踏み出しましょう。
あなたのメルカリ活動は大丈夫?許可が必要か分かる「YES/NO診断チャート」
「そもそも、自分の活動に許可が必要なの?」
その疑問に答えるため、簡単なYES/NO診断チャートを用意しました。まずは、ご自身の状況を当てはめながら、正直に答えてみてください。
原則、許可は不要です!
許可が必要です!
原則、許可は不要です!
診断結果はどうでしたか?
【診断結果A】にたどり着いたあなたは、立派な「事業者」です。次の章で、あなたのビジネスをさらに成長させるための「武器」となる、古物商許可について詳しく見ていきましょう。
【診断結果B】にたどり着いたあなたは、原則として許可は不要です。しかし、安心して販売を続けるために、知っておくべき注意点があります。次の章で詳しく解説しますので、ぜひ読み進めてください。
【診断結果B】古物商許可が「不要」なケースとは?
診断チャートで【診断結果B】にたどり着いたあなた、おめでとうございます!
原則として、あなたの現在のメルカリでの活動に古物商許可は必要ありません。
法律(古物営業法)が規制の対象としているのは、「転売目的で中古品を仕入れて(買い取って)ビジネスとして販売すること」だからです。
具体的には、以下のようなケースが許可不要にあたります。
1:自分の私物(不用品)を売る場合
これが最も一般的なケースです。もともと自分が使う目的で購入したものを販売するのに、許可は一切必要ありません。
例:
- サイズが合わなくなった昔の服や靴
- 読み終わった本や、見なくなったDVD
- 機種変更して使わなくなったスマートフォン
これらはすべて、あなたの「不用品」を処分している行為であり、法律上の「事業」には該当しません。
2:無償(タダ)でもらったものを売る場合
友人から譲り受けたものや、親族の遺品整理で出てきたものなどを販売する場合も、許可は不要です。
なぜなら、古物営業法は中古品の「売買」や「交換」を規制する法律であり、無償で手に入れたものには「仕入れ(買い取り)」という概念が発生しないためです。
3:新品やハンドメイド品を売る場合
古物営業法は、その名の通り「古物(中古品)」を対象としています。そのため、お店で新品を購入してきてそのまま販売する場合や、ご自身で制作したハンドメイドアクセサリーなどを販売する場合には、許可は必要ありません。
※ただし、一度も使っていない「未使用品」でも、一度取引されたものを仕入れて転売する場合は「古物」の扱いになるため注意が必要です。
4:【重要】ただし知っておきたい。「私物」と「事業」の曖昧な境界線
「自分の私物を売っているだけだから、絶対に大丈夫!」と安心しすぎるのは、少しだけ危険かもしれません。なぜなら、「私物の処分」と「事業」との間には、法律上くっきりとした線が引かれているわけではないからです。
もしあなたの活動が大きくなり、税務署や警察から客観的に「これは利益を出すためのビジネスだ」と判断された場合、指導を受けたり、無許可営業と見なされたりする可能性がゼロではありません。
その判断の目安とされるのが、「反復継続性」、つまり「儲ける目的で、継続的に何度も売買を繰り返しているか」です。
「事業」と見なされる可能性が高まる例:
- 毎月何十着もの服を、継続的に出品・販売している
- 様々なジャンルの商品を、大量に出品している
- プロフィールに「ストア」「ショップ」などの名称を使っている
明確な基準はありませんが、「これはもう、お小遣い稼ぎの範囲を超えているかも?」と感じ始めた時が、一度立ち止まって考えるべきタイミングです。あなたのビジネスが成長し、「転売目的の仕入れ」に少しでも足を踏み入れたいと思った時、次の章で解説する「古物商許可」があなたの強力な武器になります。
【診断結果A】古物商許可が「必要」になるあなたへ|取得のメリットと全手順
診断チャートで【診断結果A】にたどり着いたあなた、おめでとうございます。
それは、あなたのビジネスが趣味の領域を超えて、本格的に成長し始めた素晴らしいサインです。
「法律の手続きなんて、なんだか面倒くさそう…」と感じるかもしれません。
しかし、古物商許可は、あなたを縛るためのものではなく、あなたのビジネスを守り、さらに大きく成長させるための強力な武器になります。
まずは、許可を取得することで得られる3つの大きなメリットを見ていきましょう。
1:許可取得はチャンス!3つの大きなメリット
メリット1:信頼性の爆発的な向上
プロフィールに「古物商許可番号:〇〇公安委員会 第〇〇〇〇号」と記載するだけで、あなたのアカウントは単なる個人から「国に認められた正規の事業者」へと変わります。お客様は安心してあなたの商品を購入でき、結果として販売機会の増加や、値下げ交渉の減少にも繋がります。
メリット2:仕入れ先の選択肢が合法的に広がる
これまで手を出せなかった、プロが集まる「古物市場(業者専門オークション)」に参加する権利が得られます。そこは、一般には出回らない良質な古着やレア物が、驚くような価格で取引される場所です。また、SMASELLのような法人向けの卸サイトも、堂々と利用できるようになります。あなたのビジネスは、仕入れの面で新たなステージに進むことができるのです。
メリット3:法律を遵守しているという絶対的な安心感
これが最大のメリットかもしれません。もう「これって違法かな?」とビクビクする必要はありません。法律という強力な盾に守られ、あなたは胸を張ってビジネスに100%集中できます。この精神的な安心感は、長期的に事業を続ける上で何よりの支えとなります。
2:【5ステップで解説】古物商許可の具体的な取得方法
では、実際に許可を取得する流れを、5つのステップで分かりやすく解説します。
Step 1:申請要件をセルフチェック
まず、自分が許可を取得できる条件を満たしているか確認します。過去に特定の犯罪で処罰された経験があるなど、「欠格事由」に該当すると許可が下りません。詳細は警視庁のウェブサイト等で確認できます。
Step 2:必要書類を準備する
申請には、主に以下の書類が必要です。
- 許可申請書: 各都道府県警のウェブサイトからダウンロードできます。
- 住民票の写し: 本籍地が記載されたもの。
- 身分証明書: 本籍地の市区町村役場で発行されるもの(※運転免許証や保険証ではありません)。
- 誓約書: 欠格事由に該当しないことを誓約する書類。
- URLを届け出る場合はその資料: メルカリのプロフィールページのURLなどを印刷したもの。
※必要書類は自治体によって異なる場合があるため、必ず事前に管轄の警察署にご確認ください。
Step 3:警察署の窓口で申請
書類が揃ったら、あなたの「営業所(通常は自宅)」の所在地を管轄する警察署の、防犯係(生活安全課)の窓口で申請します。その際に、申請手数料として19,000円が必要です。
Step 4:審査(約40日間)
申請後、警察による審査が行われます。この期間は約40日が標準とされています。特に問題がなければ、連絡が来るのを待ちましょう。
Step 5:許可証の交付と営業開始!
警察署から連絡があれば、許可証を受け取りに行きます。晴れてあなたも古物商です!交付された許可証(プレート)は、営業所の見やすい場所に掲示する義務があります。
【許可取得者向け】古物商が知っておくべき2つの義務
無事に古物商許可を取得したら、次はそのライセンスを持つプロとして、守るべき重要な義務について理解しましょう。
古物商には法律で様々な義務が課せられていますが、古着転売において特に重要となるのは、これから解説する「本人確認義務」と「記帳義務」の2つです。
これらを正しく理解することが、クリーンな事業運営の第一歩となります。
1:義務その1:仕入れ時の「本人確認義務」
これは、古物商が中古品を仕入れる(買い取る)際に、必ず相手の身元を確認しなければならないという義務です。万が一、盗品が市場に流通してしまった場合に、そのルートを迅速に追跡できるようにするための、非常に重要なルールです。
相手の氏名、住所、年齢などを、運転免許証や保険証といった身分証明書を提示してもらって確認する必要があり、原則としてすべての品目の古物が対象となります。
【参考条文】古物営業法施行規則 第十五条(確認の方法等)
第十五条 法第十五条第一項第一号の規定による確認は、身分証明書、運転免許証…(中略)…の提示を受け…(以下略)
全文はe-Gov法令検索へ
2:義務その2:「記帳義務」(古着は免除!)
さて、ここで古着を扱うあなたに朗報です。
古物商のもう一つの大きな義務に「記帳義務(古物台帳への記録)」がありますが、あなたが主に扱う「古着(衣類)」は、この義務が法律上、免除されています。
これは、法律(古物営業法施行規則)で、記帳が義務付けられているのが美術品類、時計・宝飾品類、自動車、バイクの4品目に限定されており、衣類はそこに含まれていないためです。そのため、古着の仕入れで台帳を付けなくても、法律違反にはなりません。
【参考条文】古物営業法施行規則 第十八条(帳簿等への記載等の義務を免除する古物)
第十八条 法第十六条ただし書の国家公安委員会規則で定める古物は、次の各号に該当する古物以外の古物とする。
一 美術品類
二 時計・宝飾品類
三 自動車(その部分品を含む。)
四 自動二輪車及び原動機付自転車…(以下略)
全文はe-Gov法令検索へ
【プロの視点】
ただし、法律上の義務はなくても、ご自身の在庫管理や確定申告のために、「いつ・どこで・何を・いくらで仕入れたか」という簡単な記録は、Excelやスプレッドシートに残しておくことを強くおすすめします。
古物商として活動する上で、お客様からの信頼を得るためには、法律の知識だけでなく、扱う商品が本物であると証明できる真贋鑑定スキルも不可欠です。プロの鑑定眼を身につけたい方は、こちらのガイドもぜひご覧ください。
>>【プロ直伝】ブランド転売の真贋鑑定ガイド|偽物を見分ける5つの方法と、信頼を築く仕入れ・販売術
【要注意】許可を取ったあなたが、メルカリで「仕入れ」をしてはいけない理由
せっかく古物商許可という「武器」を手に入れたあなたに、一つだけ、絶対に守ってほしいルールがあります。
それは、原則として、メルカリで商品を「仕入れ」ないでください、ということです。
「え、許可を取ったのにどうして?」と驚かれるかもしれません。
その理由は、先ほど解説した「本人確認義務」にあります。
メルカリの「匿名性」が最大の壁になる
思い出してください。古物商は、古物を買い取る際に、相手の本人確認をする義務がありましたね。
しかし、メルカリの取引は、個人情報を互いに明かさずに済む「匿名配送」が基本です。あなたは、商品を売ってくれた相手の本当の氏名や住所、年齢を知ることができません。
つまり、メルカリで仕入れを行うと、古物営業法が定める本人確認義務を、取引システムの構造上、どうしても果たすことができないのです。
この点については、警察庁もかねてから厳しい見解を示しており、「フリマアプリでの仕入れは、本人確認が困難なため実質違法」というのが公式なスタンスです。
あなたのビジネスと許可証を守るために
「でも、みんなやっているじゃないか」と思うかもしれません。しかし、法律は法律です。万が一、あなたが仕入れた商品が盗品であった場合、本人確認を怠ったとして、あなたの責任が厳しく問われることになります。
最悪の場合、営業停止命令や許可の取り消しといった重い行政処分が下される可能性もゼロではありません。
せっかく時間とお金をかけて取得した、あなたのビジネスを守るための許可証です。それを、たった数点の仕入れのために危険に晒すのは、あまりにもリスクが高すぎます。
では、許可証を持つプロの古物商は、一体どこで安全に仕入れを行えばよいのでしょうか。
次の章で、その具体的な方法を見ていきましょう。
合法的に仕入れてビジネスを加速!プロが使う仕入れ先
古物商許可証は、安全な仕入れの世界へのパスポートです。メルカリでのリスクある仕入れに頼らず、プロとして堂々と利用できる、クリーンな仕入れ先を活用しましょう。具体的な仕入れのテクニックについては、以下の攻略ガイドも併せて読むことで、あなたのビジネスはさらに加速します。
>>【完全版】古着「100円仕入れ」の教科書|プロが教える倉庫・メルカリ活用術から”闇”の回避法まで
リサイクルショップ・古着屋
対面で商品を直接確認できる最も基本的な仕入れ先です。店員さんと顔なじみになれば、良い情報がもらえることも。
古物市場(業者専門オークション)
古物商許可を持つ事業者だけが参加できる、プロの仕入れ場所です。様々なジャンルの商品が大量に、そして安価に出品されます。これに参加できることこそ、許可を持つ最大のメリットの一つです。
法人向けBtoB卸サイト
企業間で取引を行う、オンラインの卸サイトです。メルカリのような個人間の匿名取引とは異なり、出店する事業者がプラットフォームによって審査・本人確認されているため、古物営業法が求める本人確認義務を適法な形でクリアした、安全な仕入れが可能です。中でも、私たち「SMASELL(スマセル)」は、ファッションに特化しており、新品のサンプル品やB品、ブランド古着などを、安定的に、そして安心して仕入れることができます。
【メルカリ販売者必見!】SMASELLなら仕入れから出品までがシームレス
古物商許可を取得し、プロとしての一歩を踏み出したあなたへ。
「プロとしてSMASELLで安全に仕入れ、主戦場であるメルカリで効率よく販売する」 この最強のサイクルを、SMASELLは強力にサポートします。SMASELLの決済にメルペイを利用することで、あなたのメルカリビジネスはさらに加速します。
メルカリの売上金が、そのまま「未来の仕入れ資金」になる
SMASELLでは、決済方法に「メルペイ」を選択できます。これにより、あなたがメルカリで得た売上金やポイントを、銀行に移す手間なく、直接次の仕入れ資金として投資することが可能です。
さらに、「メルペイスマート払い(後払い)」を利用すれば、手元に資金がなくても先に商品を仕入れ、売上が立った後に支払うという、理想的なキャッシュフローを実現できます。
最強の時短ツール!「かんたん出品連携」
これが、メルカリ販売者であるあなたにとって最大のメリットかもしれません。
SMASELLで商品を注文すると、その商品の情報(カテゴリ、ブランド名、商品画像など)が、あなたのメルカリアプリ内の「持ち物一覧」に自動的に連携されます。
つまり、メルカリで出品する際に、面倒な商品情報を一から入力する必要がありません。 あなたは、価格と商品説明を少し編集するだけで、数タップで出品が完了します。リサーチや写真撮影、梱包・発送といったコア業務に、より多くの時間を費やすことができるのです。
「合法的な仕入れによる安心感」と「圧倒的に効率的な販売フロー」。 その両方を手に入れて、あなたのメルカリビジネスを次のステージへと進めませんか?
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まとめ:あなたのビジネスを守り、育てるための「古物商許可」
今回は、メルカリでの販売活動と古物商許可について、あなたが抱えるであろう疑問や不安に寄り添う形で、徹底的に解説しました。
- あなたのメルカリ活動が「事業」の段階なら、古物商許可は必須
- 許可取得は、信頼性を高め、仕入れ先を広げる「チャンス」
- 許可を取ったら、本人確認義務を果たせないメルカリでの「仕入れ」は避けるべき
メルカリで不用品販売を始める手軽さは、本当に素晴らしいものです。そして、その活動が大きくなり、次のステップとして「法律」や「コンプライアンス」を意識し始めたあなたは、すでに立派な経営者としての第一歩を踏み出しています。
古物商許可は、あなたを罰するためにあるのではなく、あなたのビジネスを法的に守り、お客様からの信頼を得て、さらに大きく成長させていくための「未来へのパスポート」です。
ぜひ、正しい知識を身につけ、お客様に喜ばれる、クリーンで素敵な古着転売ビジネスを育てていってください。
古着の仕入れなら「SMASELL」がオススメ
「SMASELL」とは、アパレル業界の課題であるファッションロス問題に取り組むサービスです。本来であれば廃棄されるB品やサンプル品、古着などをMAX98%OFF低価格で仕入れられます。
「SMASELL」では、以下の幅広い商品を扱っています。
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また、「SMASELL」では、ショップごとに指定されている商品のグループを注文すると割引される、「まとめ割」もあります。「古着を安く大量に仕入れたいけど、どこで仕入れたらいいかわからない…」と悩んでいる方は、ぜひ一度「SMASELL」の利用を検討してみてください。
スマセルで仕入れて月5万-10万を継続的に稼ぎながら環境問題解決にも貢献するユーザーが急増中!
SMASELLのメルペイについて
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