「偽物の商品をつかまされた!」
テレビなどのメディアでよくこんなセリフを耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか?
実はそれ、「正規品ではない」と言われただけで、決して「偽物」であると断定することはできません。
正規品の他に「並行輸入品」というブランド品が存在することをご存知でしょうか?
今日は正規品・並行輸入品・偽物についてのよくある誤解と正しく判断するポイント、ネット通販や量販店で偽物を買わない方法を紹介したいと思います。
ネットで購入し、修理に出したら偽物だとわかった?
皆さんが「偽物」と聞いて思い浮かべる姿は、ルイヴィトンやエルメスのような高額商品のコピー品ではないでしょうか?
よくこんな話があります。
ネット通販で購入したブランド品。
しばらく使用していたら故障したのでブランドショップに修理に出すと、店員から言われたセリフが…
「こちらの商品は正規品ではないため、当店で修理をお受けすることはできません」と。この場合、購入したお客様は
「購入したネット通販の会社に連絡をし、返金してもらおう!」
と、次はネットの購入先へ連絡します。ところが、ネット通販から返ってきた回答は
「弊社は日本流通自主管理協会に加盟しており、商品は100%本物ですのでご安心ください」
との返答が。
「・・・?公式のショップ店員さんには正規品じゃないと言われたのだから、偽物なのでは?」
といった状態に。
これではせっかく本物だと思って購入されたお客様も不安に思ってしまいますよね。
これはつまり、「正規品ではなく、並行輸入品」ということになります。
※日本流通自主管理協会(略称AACD)とは、並行輸入品市場での“偽造品”や“不正商品”の流通防止と排除を目指して、ブランド品に対する基準内商品/基準外商品という判定を行なっている団体です。
→詳細はこちら
正規品と並行輸入品の違い
こういったケースで多いのは「正規品ではない商品=偽物」という誤解です。
今回例に出したブランド品は偽物ではなく、並行輸入品だったということです。
・並行輸入品とは
メーカー本国や他国の支社から、日本代理店を通さずに日本に輸入された商品。
正規品とは輸入のルートが違うだけで同じ工場で作られており、主に貿易商社が日本に仕入れているが、個人が海外で購入した商品を日本で販売した場合も並行輸入品という扱いになります。
主に楽天、Amazon等のネット通販、ディスカウントショップなどの量販店に出品されている商品は並行輸入品であるケースが多いです。
また、定価より安く買える場合が多いことも正規品と異なるポイントです。
・正規品とは
正規ルート(メーカー本国から日本代理店もしくは日本支社を通して販売)から販売された商品。
主にブティックや公式オンラインストア、百貨店などで購入できます。
正規品は代理店の手厚い保証を受けられるため、故障などで修理へ出しても対応してもらえる点がポイントです。
・偽造品(不正品、コピー品)
メーカーの承認無しに商標登録のあるブランドロゴ、型、素材などを真似て作られた商品。
意図的に販売した場合は知的財産権の侵害で犯罪になるので注意が必要です。
つまり、並行輸入品は正規品と同じ工場で作られた本物です。
「正規品ではない=偽物」というわけではありませんので、しっかりと販売元の情報を確認することが重要です。
尚、本物か偽物かを100%判断できるのは、商標権者であるブランドホルダーだけです。
つまり、前述の日本流通自主管理協会も本物・偽物の判断を行うのではなく、厳しい査定のもと「基準内商品/基準外商品」という判定を行なっているということです。
これは買い取り業者の真贋の判定に関しても同じ判断基準となります。
本物か偽物かを調べるには?
本物かを調べたい場合は、メーカーに商品を見てもらうことが最も確実です。
例えばメーカーに直接持って行き、修理をしてもらう事ができれば本物だと言って良いでしょう。
※ブランドによっては並行輸入品の修理自体を断る場合もあるので、買い取り査定に出して基準内か基準外かを知るにとどまります。
いずれにしても最近のコピー品はものによってかなり精巧に作られていますので、是非購入先にはお気をつけ頂ければと思います!
ネット通販や量販店で偽物を買わない方法
そもそも偽物を買わないためにはどういった点に注意すべきなのでしょうか?
ネットやディスカウントストア、量販店などでブランド品が並んでいて、これ本物なのかな…と思う理由はいくつか考えられます。
①妙に安い価格
定価に比べて販売価格がやけに安い
②百貨店等では付属しているものが付いていない
ギャランティーカードや保証書、箱がついていないことも
③雑多に並べられた見え感
本物のブランド品をこんなに適当に並べるわけがないと思ってしまうレベル
③は別として①と②は並行輸入品の可能性があります。
それでも、一部ではどうしてもコピー品の疑惑がある商品も一部出回っていることは確かです。
そういった怪しい商品を掴まないためには、日本流通自主管理協会(略称AACD)に加盟しているショップから購入することをおすすめします。
安心の購入先をご紹介!
サスティナブルアウトレットモールSMASELL(スマセル)では、日本流通自主管理協会(略称AACD)に加盟している企業からの出品もあり、鑑定済みで安心して購入いただます。
SMASELLのショップのうち、SMASELL.OPSというショップはSMASELL(スマセル)を運営する「株式会社ウィファブリック」のバイヤーが買い取った商品や企業様の委託商品を倉庫で預かっているものを出品しており、ブランド品から訳ありの商品まで多数揃う、安心のショップです。下記のようなお得な商品が多数ございますので、是非チェックしてみてくださいね!
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