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「サスティナブルファッション」とは?具体的な取り組み例もご紹介!

「サスティナブルファッション」とは?具体的な取り組み例もご紹介!

はじめに

▼サスティナブルファッションとは?

サスティナブル(持続可能な)ファッションとは、ファッションの生産や販売から消費までのプロセスにおいて、環境、社会、経済に対し最大限配慮されているものを指します。

環境への負荷を減らすためにオーガニックコットンを使った衣類から、人権に配慮し長期的に雇用を生み出せるシステムで生産された衣類など、多岐にわたる取り組みがされています。

 

▼なぜアパレル業界でサスティナビリティが注目されているか?

サスティナビリティが一気に注目されるようになったのは、2015年の国連サミットで「続可能な開発目標(SDGs)」が採択されたことや、同時期に公開された映画『ザ・トゥルー・コスト』が話題となったことなどがきっかけです。

それまでは一部の分野や個人が解決しようとしていた気候変動を含む様々な社会課題でしたが、世界一体となって取り組む必要があると認識されてからは分野に関わらず様々な企業が参画しています。

個人もそれにならって未来の世代のために出来ることを考える動きがあり、特に若い世代の意識の高まりが見られています。

アパレル業界でも大きな変化が起きています。環境汚染を引き起こす大量生産・大量廃棄が行われていることにより、欧米を筆頭に「ファストファッションからサスティナブルファッションへ」のトレンドが発生し、大手企業はここへどんどん参画しています。このように、アパレル業界でのサスティナビリティへの取り組みが今非常に求められています

その一方で、これからの動きに期待が寄せられる業界でもあります。エコ素材の活用、古着リサイクル、シェアリングビジネスなど、サスティナブルファッションによって新たな市場が次々と開拓されており、身近に実践できる「サスティナブル」がたくさんあります。

今回の記事では、中でも消費者として試せる取り組みを紹介したいと思います!

 

アパレル業界での具体例の紹介

▼3R

皆さんは、3R(スリーアール)を耳にしたことはありますか? 3Rとは、REDUCE(削減)REUSE(再使用)RECYCLE(再資源化)の三つの頭文字を取ったもので、環境に優しい循環型社会を作るための基礎的な考え方を表しています。近年ではREFUSE(拒否)やREPAIR(修繕)を含めた5Rから7R、10Rなどの考え方もありますが、今回は基本的な3Rに絞ってサスティナブルファッションの取り組みをご紹介します。

①リデュース(削減)

リデュースとは、使う物やごみその物を減らすことです。例えば、コンビニやスーパーで貰うレジ袋を断ったり、ペットボトル飲料を買わずに水筒を持ち歩くなどです。これにより使われる資源も排出されるごみも削減出来るため、一番優先したい3Rです。

ファッションにおいては、捨てる量を減らしたり新しい物を使わなくていいように工夫することが大切です。例えば、

  • 服を買うときにすでに似たようなものを持ってないか確認する
  • トレンド物ではなく長く着られるスタイルを選ぶ
  • 耐久性の高い素材を使った服を選ぶ
  • 正しいお手入れ方法を知り大切に使う

これらの方法を取り入れることでごみや環境への負担を削減できます。

②リユース(再使用)

リユースとは、新しいものでは無く、すでにある物を再使用することです。例えば、使い捨てのお箸を使わずMy箸を繰り返し使ったり、家電を新しく買うのではなく譲ってもらうなどです。まだ使用できるものでも捨てられてしまうことが多いですが、リユースを意識し最後まで価値を循環させきることで持続可能な社会に貢献できます。

ファッションの3Rでの取り組みで一番多いのはリユースかもしれません。以下が一部の例です。

  • 古着ショップで服を譲ったり買ったりする
  • フリマアプリを使用し要らなくなった服を販売する
  • リサイクルショップやセカンドハンドショップで売買する

スマセルでは、本来廃棄される予定だった滞留在庫を再循環させることでサプライヤーにもバイヤーにも手軽にリユースに取り組める場を提供しています。(スマセルの詳しい取り組みについてはこちら

 

③リサイクル(再資源化)

リサイクルとは、不要になった物を新しく資源として作り変えることです。リサイクルは作り変えるためにエネルギーを使うことからリデュースやリユースより優先度の低い方法だとされていますが、廃棄される物を資源として活用するという点においてサスティナブルだと言えます。例えば、回収された紙パックがトイレットペーパーにリサイクルされることなどは広く知られています。一方で、アパレル業界は他の業界と比較して圧倒的にリサイクル率が低いと言われています。

そんな中、アパレルにおけるリサイクルは服をリサイクルし新しいもの(タオルや別の服など)に作り変える場合と、別のものをリサイクルし、服に作り変える場合があります。

  • 要らなくなった服を雑巾、ぬいぐるみ、軍手などに作り変える
  • リサイクル素材であるリサイクルポリエステル、再生セルロース繊維などを使用している服を選択する
  • 店頭にあるリサイクルボックスで服を回収してもらう

▼アップサイクル

アップサイクルとは、いらなくなった物や古くなった物を技術やデザインの力をもって新しい商品に蘇らせ、価値を高めることです。一度素材に戻して作り変えるリサイクルとは異なり、もともとの形状や特徴を活かすことがポイントです。数年前にお菓子のパッケージからポーチなどを作り出した商品が人気を集めたことでアップサイクルの取り組みが広がりました。アパレルでも大手ブランドをはじめ、様々なアップサイクル商品が発表されています。

  • 海洋プラスチックで作られたファッションアイテムを選択する
  • 裁断の際に発生する布の切れ端や余った布地を使ったアイテムを選択する
  • 廃材や破棄された素材(網、タイヤ、軍用製品など)を使用したアイテムを選択する

▼シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミー(共有経済)とは、使われていないヒト、モノ、カネ、場所、時間、スキルなどの資産を、インターネットを介して有効活用することです。これから急速に拡大していくと予想されているシェアリングエコノミーを代表するのは、民宿貸出、自動車配車サービス、レンタル農園、クラウドファンディングなどですが、ファッション業界でも取り組みが増えています

  • サブスクリプション型のファッションレンタルサービスを利用し定額で服を貸し借りする
  • 一度しか着ない晴れ着などはレンタルを利用する
  • 洋服のコーディネートスキルをシェアしてもらうサービスを使い、長く使えるお気に入りのアイテムを選ぶ

また、売り切ることが難しい衣類を「スマセル」を介して必要とする人の元へ届けることも、シェアリングエコノミーやサスティナブルファッションの取り組み例です。(スマセルの詳しい取り組みについてはこちら

おわりに

今回の記事で、は最近よく耳にする「サスティナブル・ファッション」の説明と取り組み例を紹介しました。たくさんの事例がありましたが、サスティナブルな世の中に近づくための正解は無いのです。

ファッションをもっと楽しく持続可能なものに出来るよう、一人ひとりがクリエイティブの力を発揮し自分が楽しみながら出来る身近なことから取り組んでいけたら良いですね!

ファッションをもっと楽しく持続可能なものに

CTA-IMAGE 年間 8000 万トンの繊維製品が廃棄処分されている事実を知り、企業の抱える在庫を廃棄ではなくグローバルにシェアすることで、人類の未来のために持続可能な循環型社会を創造したい。そんな想いから、「在庫を必要とするバイヤー」と「処分したいサプライヤー」のマッチングプラットフォームとして、スマセルは誕生しました。

●「ガイアの夜明け」「ルソンの壺」で放映
● 2018年日経優秀製品・サービス賞 優秀賞日経産業新聞賞
● 循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰受賞

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