”楽しい気分で手に取れる” バッグ作りに込められた環境への想い

今回は株式会社クー様のバッグを中心としたファッション雑貨ブランドCOOCO(クーコ) デザイナーの金田様とMD担当の原尻様にブランドコンセプトから、サスティナブルを意識した物創りについてまで、幅広くインタビュー。

可愛らしい見た目からは想像もできないほどの充実した機能性を持つそのバッグには、素材選びから生産過程に至るまで、「未来の子供たちへ素敵な未来を受け継いでいきたい」という強い想いが込められていました。

楽しい気分で手に取り身に着けてほしい

COOCO(クーコ)は、トレンドをひとつのエッセンスだと考え、「女らしい装い」「可愛らしさ」「遊び心」の3つのテーマを味付けして表現する。楽しい気分で手に取り身に着けられる。そんな物創りを目指したバッグを中心としたファッション雑貨ブランドです。

シーズントレンドに味付けしたり、ベーシックな商品に混ぜ合わせたりして、ひとつのイメージにとらわれない商品を作ることを基本にしています。

お値段以上の驚きをお届けしたい

弊社のバッグは、実に幅広い年齢層の方にご愛用頂いております。ですので、一定の年齢層向けというわけでなく、それぞれの使用シーンを想定して細部にまでこだわって生産するように心掛けています。

トートバッグ・ハンドバッグ、ショルダーバッグからリュックまで多くの種類を取り揃えていますが、
見た目のデザイン性も勿論のこと、それ以上に中身の機能性を充実させています。

例えば、日常使いできるように軽さを追及したり、大き目のトートバッグでも肩にかけやすいようにハンドルの長さを調整したり。収納についても、ポケットをメッシュにして傘やペットボトルが入るように工夫したり、中には12個ものポケットを付けているバッグもあるんです。

そういった機能性にこだわりながらも、お求めやすい価格でご提供することによって、より多くの方にご使用頂ければと思っています。

サスティナブルを意識した物創り

こだわりは素材選びから

2021SSから、人にも地球にも優しい素材を使用したオーガニックコットンシリーズがスタートしました。

テーマをかかげずっと続いていく毎日のために、未来の子供たちへ素敵な未来を受け継ぐために、出来る事があるのではないかという事から始まった新シリーズです。

オーガニック・テキスタイル世界基準(GOTS)の承認を得たオーガニックコットンのみを使用しており、生産過程において土壌汚染や生産者への健康被害がありません。また、合成繊維、金具等の部材を使用していないため、廃棄後もすべて自然分解されます。

その他にも、ペットボトルやビニールなどを粉砕し、素材として再利用している製品も販売予定です。今後、このようなサスティナブルを意識した素材展開を更に増やしていければと考えています。

またサスティナブルを意識した製品は、価格が高いイメージですが、弊社の商品はお求めやすい価格設定。より多くの方にとって、持続可能なおしゃれを意識するきっかけになればと思っています。

在庫を残さない適切な判断を

発注や生産過程でも、資源を大切にするよう常に意識しています。在庫を残さないように過剰な発注は避け、適切な量のみを判断し発注したり、サンプル段階で事前にしっかりチェックを繰り返し、不良が生じないようにしたりなど、こういった基本的なことを徹底することで、少しでも環境に配慮した物創りに繋がればと思っています。

廃棄問題を解決していこうとする姿勢に共感しました

近年、SPA※の繁栄により、低価格で製品が手に入るようになりました。消費者の意識としても、「安くていい物が当たり前」という風に変化したように感じます。その反面、1点あたりのコストを下げるために、大量生産し余剰在庫は廃棄されているのが現実です。

そんな現実に疑問を抱く中、出会ったのが在庫を最後の1点まで必要とする人に届けたい企業と、必要とするユーザーをマッチングすることで販売機会を生み出しているスマセル。廃棄をなくしアパレル業界が抱える課題を解決していこうとする姿勢に、私たちも強く共感しました。

※企画から製造、小売までを一貫して行うアパレルのビジネスモデル