アパレル業界ノウハウ

着なくなった古着をどう処理する?廃棄方法4選

定期的に買って増えすぎた服をどうにかしたい。衣替えの時期に服を整理していたら着なくなった服が出てきた・・・。

家の中の服を収納するスペースにも限りがあるので困ってしまいますよね。そんなとき皆さんはご自身が着なくなった衣服をどうしていますか?

今回は不要になった古着を廃棄する方法をご紹介していきたいと思います。

 

1.古着を自治体のルールに沿って廃棄する

一番シンプルな方法です。着なくなった古着をまとめて地域にゴミとして出し廃棄します。

ただし、ゴミの出し方は地域によって定められているので注意が必要です。

ここでは各地域ごとのゴミの出し方を見ていきます。

東京都板橋区の場合

板橋区では、衣類は可燃ゴミに分類されます。週に三回の回収日に、ふたつきの容器または透明・半透明のゴミ袋(ゴミの口は必ずよく結ぶ)にいれて回収されます。

参考URL http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/026/026351.html

大阪府大阪市の場合

大阪市では、衣類は「古紙・衣類」に分類され、洗濯をし、乾かしてから中身の見えるゴミ袋に入れて回収することになっています。衣類が濡れていると衣類の再資源化に支障をきたすため、雨などで衣類が濡れないようにしっかり袋の口を閉じます。回収日は週に1回となっています。

参考URL https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000369372.html#1

福岡県福岡市の場合

福岡市では衣類は燃えるゴミに分類されます。市指定の燃えるゴミの袋に入れて出します。さらに福岡市では、衣類を古着として回収もしています。

回収場所はまもるーむ福岡や城南市民センター、博多市民センター及び南市民センターとなっています。回収ボックスが設置されており、回収時間を確認して出すことになっています。

回収された古着は、処理工場で半毛わたにして、車の内装材にされるそうです。他の人に譲るわけではないので、破れている衣類でも回収に出していいそうです。環境に優しい取り組みをしている市町村ですね。

参考URL:https://www.city.fukuoka.lg.jp/kankyo/jigyokeigomi/life/3r/furugikaishu_002.html

※令和2年7月31日まで衣類の回収は行っていないそうです。 

 

ここでは各地域の衣類のゴミの出し方をご紹介しました。このように衣類の分類や回収方法などは地域によって異なりますので、衣類をゴミとして出す際には、ご自身の地域の方法をよくよくチェックして出してみてくださいね。

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2.まだ着られそうな古着は廃棄せずに売ってみる

まだ着られそう、愛着のある服でゴミに出すのはもったいない。それなら古着を廃棄せずに誰かに着てもらったり、お金に変えられる方が当然いいですよね。

そんなときは、様々な方法で売ることができます。こちらではその方法をご紹介していきます。

メルカリを利用する

メルカリでは、着なくなった衣類をスマホひとつで売ることができます。

売り上げ代金を引き出す際に一律200円の手数料が引かれますが、出品時の手数料はゼロで、会員登録費や月会費、クレジットカード手数料もかからないのが特徴です。

商品が売れた時に10%の販売手数料が自動的に支払われるので、とっても手軽です。自分で価格を設定できるので、大切な衣類が予想外の低価格で買い取られてしまった・・・ということも防げますね。

出品で得られたお金は生活費の足しにできます。メルカリは手軽さも金銭面でも非常におすすめの方法です。

https://www.mercari.com/jp/

宅配買取を利用する

最近話題になっているのが、ネットで申し込んで売りたい商品を集荷してもらう宅配買い取りです。

ネットオフ(https://www.netoff.co.jp/index.jsp)や、買取王子(https://www.kaitoriouji.jp)、リサイクルップティファナ(http://www.tifana.net/course/shipping.html)など、多くのサイトがあります。

送料・手数料が無料のところが多く、段ボールさえ用意すればあとは詰めて集荷を待つだけなので手間もかかりません。

買取王子では、申し込めば段ボールも用意してくれるようです。宅配買取はメルカリとは違い、個人ではなく業者を相手にするため、取引もスムーズにできて安心ですよね。本当に手軽でお得なので、宅配買取は古着の廃棄におすすめの方法です。

オフハウス

有名なブックオフやハードオフのグループ会社であるオフハウスに古着を売る方法です。実際に全国に支店があるので、スマホ操作が心配な方でも安心して古着を持っていけますね。1点からでも、ノーブランドでも買い取り可能で、買い取り商品もレディース、メンズ、ベビー服など多岐に渡ります。

季節もののアイテムは買い取りにベストシーズンがあるため、査定アップのためにはシーズンのものをそのシーズンのうちに売るのが効果的です。レディース服で言えばBURBERRY、earth music & ecology、E hyphen world galleryなど、特定のブランドは買い取りを強化しているようなので、不要なブランド服がお家にある方はぜひ持って行ってみてください。

参考URL https://www.hardoff.co.jp/offhouse/

3.着なくなった古着をリサイクルに出す

不要になった古着を販売店に持って行ってリサイクルする方法です。各販売店の古着回収方法を詳しく見ていきたいと思います。

ユニクロ・ジーユー

全国のユニクロ・ジーユーに古着の回収ボックスが設置されています。不要になったユニクロ・ジーユーの服を持っていく方法です。

ユニクロ、ジーユーでは厳しい生活を送るアフリカの人に300万着の服を送る活動をし、2015年4月1日〜7月31日で、無事304万着の送付を達成したそうです。古着を廃棄せずに持っていけば、世界に貢献できるということですね。

無印良品

無印良品で購入した衣類を店舗に持っていくことができます。無印良品ではモノを作り、モノを売る立場として、役目を終えた商品の行末まで配慮しているそうです。

「あなたの服を地球の福に」を合言葉に、繊維商品を地球の資源へとリサイクルする『BRING」という企業連携プロジェクトに参加しています。

下着や靴下の回収は不可だそうですが、無印良品で買った衣類なら回収しているそうですので、ぜひ近くの無印良品に不要な古着を持って行ってみてください。

参考URL:https://ryohin-keikaku.jp/csr/bring.html

3.リサイクル番外編~寄付する〜

リサイクルの番外編として、寄付する選択肢をご紹介します。

セカンドライフ

セカンドライフではリサイクルとしてではなく、古着・衣類を寄付として受け付けています。普段着、フォーマル、作業着、子供服など様々な種類を寄付でき、寄付された商品は子供服、季節もの、着物などにジャンルわけされてから、アフリカや国内向けに出荷されます。ユニクロや無印良品と違い、どこのブランドの衣類も寄付することができます。自分が着ていて不要になった衣服が、海外の人のもとに届くなんて、すごいことですよね。

せっかくですので、寄付申し込みの流れをご紹介します。

  1. まずは寄付できる商品を用意します。
  2. 次に、用意した商品を「160サイズ以下」の段ボールに詰めます(ゆうパックの上限が辺合計で160cm以下であるた)。
  3. そしてセカンドライフのサイト(https://www.ehaiki.jp/second/)から寄付を申し込みます。120サイズまでの箱で1980円、160サイズまでの箱で2480円が送料としてかかります。
  4. その後、セカンドライフから専用伝票が届きます。用意した段ボールに専用伝票を貼り付け、ゆうパックに電話をし希望日時に集荷してもらい、作業は完了です。

また、寄付した数に応じてセカンドライフからワクチン募金を行うそうで、不用品の回収が発展途上国のワクチン募金にまでつながります。地球に優しい注目の古着廃棄方法ですね。

古着を廃棄せず、アレンジする

衣類を捨ててしまうのはやっぱりもったいない。そんなときは古着は布切れにしたりすることで、廃棄せずに全く新しいものにアレンジすることができます。ここではそのアレンジ方法を紹介していきます。

古着を掃除に使う

衣類の生地によって様々な場所を掃除するのに役立ちます。「フリース」は冷蔵庫やTV、タンスの裏のホコリ取りにおすすめです。フリース持つ静電気を蓄える性質を利用して、溜まったホコリを取ってしまいましょう。手の届かないところには、棒状のものにフリースを巻きつけるだけで、奥のホコリもとれるようになります。

デニムは風呂鏡のウロコ取りに使用できます。なんと、デニムに歯磨き粉を馴染ませて磨くだけで、取りにくかった鏡のウロコが、綺麗に落ちるので丁度いいのです。これは活用しない手はありませんね。

古着をリメイクする

可愛い布は様々な小物や雑貨にリメイクできます。リメイクできるモノを紹介していきます。

パッチワークのブックカバー

可愛い布を張り合わせて、お好みの本のサイズに調整すれば、本のカバーが作れてしまいます。

裁縫不要の手作りガーランド

布切れをお好みの形に切り取り、木工用ボンドでいくつかの布をヒモに貼り付ければ、お部屋のインテリア力がぐんとアップする手作りガーランドができます。縫うという作業がいらないのでおすすめです。

4. 個人だけでなく、企業が行っているリユース

不要になった古着をどのように廃棄するか、その方法を4つ見てきました。
しかし、個人だけでなく企業も衣料品廃棄問題について取り組んでいます

ファッション業界の抱える課題として、世界で年間約220億着もの衣料品が廃棄されており、その半数が企業から廃棄されたもので一度も袖を通されることなく廃棄されています。「衣料品廃棄問題」に伴い二酸化炭素の排出が増え、環境にも大きな影響を与えているのが現状です。

その中で企業が行っているリユースの取り組みの一つとして、る弊社の運営している「アパレル在庫の卸売・仕入れサイト スマセル」をご紹介させて頂きます。スマセルは、本来メーカーから廃棄される予定だった滞留在庫を必要とする人に仕入れていただくことで再循環させ、手軽にリユースに取り組める場を提供しています。

企業間取引の場でありながら、バイヤーはフリマアプリを利用するような個人に近しい方も手軽に購入できる点が、新しい資源循環型のマッチングプラットフォームとして注目されています。

また、資源を循環させるためにも、必要としている人と出会う場が必要となります。マッチングプラットフォームとして、企業間で滞留在庫の仕入れを行い、BtoB間で資源を循環させることでファッション業界全体でサスティナブルに取り組んでいます。ぜひ一度ご覧になってみてください!

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