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都市と森をつなぐ森林保全団体more trees(モア・トゥリーズ)様にインタビュー

都市と森をつなぐ森林保全団体more trees(モア・トゥリーズ)様にインタビュー

我々が目指す循環型モデルへ賛同するタレント等合計11名の方がご自身の不要となった衣類をサスティナブルアウトレットモールSMASELL(スマセル)へ出品する、「Cool the Earth Project」が8月18日(水)より始動。売上の一部を森林保全団体「more trees(モア・トゥリーズ)」へ寄付することで、服の循環から植林へ繋げることを目的としたプロジェクトです。

今回は、本プロジェクトの寄付先であるmore trees(モア・トゥリーズ) 事務局長 水谷 (みずたに)様に、設立された目的から森の保全活動、オリジナルプロダクトについてまで幅広くンタビュー。ぜひご覧になってください。

森と人がずっとともに生きる社会

「都市と森をつなぐ」more treesの活動

more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家・坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体です。加速する森林破壊と地球温暖化の危機的状況に行動を起こすため、坂本龍一が発起人となり2007年に設立し、今年15年目を迎えます。

日本は珍しく、この半世紀で森林の蓄積量が増加していますが、世界的に見ると森林は急速に減少しており、それに伴い気候変動や地球温暖化等が進んでいるのが現状です。それらの世界的な問題を食い止めるためにも、森林は地球にとって欠かせない存在。
そこで私たちは、地域の方と一緒に森林保全を行う「more trees(モア・トゥリーズ)の森」の展開、国産材を活用した商品やサービスの企画・開発、セミナーやイベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードに「森と人がずっとともに生きる社会」を目指したさまざまな取り組みを行っています。

多様性のある森づくり

私たちは、国内16か所(12地域)、海外2か所に「more trees(モア・トゥリーズ)の森」を展開し、森の保全活動を行っています。森の保全は、ただ木を伐らないこと、木を植えることだけでは実現できません。

日本の国土の約7割は森林に覆われています。日本には約500種以上もの樹木があるといわれる中、戦後に植えられた木は主に建築用材としての需要が高かったスギとヒノキがメイン。針葉樹であるこの2種は、一定の太さになるまでも50年程度と比較的早く、真っすぐに育ちやすい上、土地も選ばないということもあり、現在では日本の人工林の約7割を占めています。本来はその地域に根ざした木があるのですが、森林の多様性が失われ単一的な森になってしまっているのです。

森林を占める樹木に偏りがでると、様々なリスクが発生します。例えばスギに蔓延する病害虫が流行すると全ての樹木に蔓延してしまったり、落ち葉、土壌の肥沃さ等も変わってしまうんです。そのため、今日本の森林構成ではダイバーシティが求められています。more trees(モア・トゥリーズ)では、このようなリスクを回避しながら経済と環境を両立すべく、さまざまな樹種を混在させた森林に更新する「多様性のある森づくり」を推進しています。

日本では、家具の素材として適していると言われる広葉樹は、その多くを輸入に頼ってしまっていますが、「多様性のある森づくり」を実現することにより、将来的にはそういった需要にも応えていくことが期待できます。さらには、森林が持つ多面的な機能を最大限に発揮することができ、病害虫や自然災害に強い、より自然に近い森林へと転換することができるのです。

その土地と向き合った植林を

私たちは森を育てることだけでなく、その土地に住む人々の暮らしも考えた森との共生を大切にしています。
私たちだけで森を育てられるものではないので、その地域の方と一緒に「どのような森をめざしたいか」を考えたり、単純に植林をするだけでなく将来的に森林資源を生かした雇用を生み出せるか、など現地の方とこれからの暮らしについても話し合い活動を行なっています。

また実際に植林を行う際には、その土地を入念に精査します。気候や標高等を考慮し、植林する樹種を選定することはもちろん、植林の時期や密度等についても地域のスペシャリストの方の協力を得て議論の上、検討しています。同時に地域の方々のご要望を聞くことも、とても大切にしています。

地域の雇用を生むモノづくり

私たちは国産の木材の活用を推進するため、都市で活動するデザイナーや地域の職人と協働で、オリジナル商品の企画・製造・販売を行っています。またこういった事業を通し、地域の方々の雇用を創出できるようにも取り組んでいます。

従来、木を使った製品を作る際には、伐採→搬出→製材→加工→販売と、最終的にお客さまに製品が届くまでの過程が多く分かれて見えづらい状況でしたが、私たちは地域の方々にもお客様の声が届くよう、これらの一連の流れを透明化するように心掛けています。

例えば、建築家・隈 研吾(くま けんご)さんにデザインしてもらった「つみき※」は世界中から注目を集めており、現在では海外への販売も行っています。このように海外からも注目されていることを職人さんや地域の方々に共有することで、「世界と繋がっている」という意識が芽生えたり、関わっているみなさんのモチベーションにも繋がっているんです。

※宮崎県諸塚村のスギから作られる建築家・隈研吾さんが設計したシンプルな三角形のつみき。
詳細はこちら
http://more-trees-design.jp/tsumiki/jp/

サスティナブルなビジネスモデルSMASELL(スマセル)

私は、3R(スリーアール)と呼ばれるリデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の内、まずリデュース(Reduce)が大切だと考えています。

今アパレル業界でも商品廃棄への厳しい目が向けられている中で、SMASELL(スマセル)の取り組みは特定のアパレルブランド云々でなく中立的な立場から「廃棄させずに回転させる」というところが素晴らしいですね。

またそれが社会貢献で終わらず、ビジネスとして成り立っているというところも、サスティナブルだと思います。事業として、そしてアパレル業界として、両方のサスティナビリティを支えておられると感じました。

タレントさんの私物が出品されている「Cool the Earth Project」はこちら▶

「Cool the Earth Project」の紹介記事はこちら

【新企画】タレント様の私物を出品!不要になった衣類を植林に繋げるプロジェクト始動

 

 

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