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古着屋の開業・始め方ガイド|資金・手順・仕入れルートまで実データで解説

古着屋を始めたい。でも「何から手を付ければいいのか」「いくら必要なのか」「仕入れはどうするのか」——この記事は、その3つに実データで答える開業ガイドです。

先に全体像だけ示します。古着屋の開業は「①資格(古物商許可)→②資金計画→③業態決め→④仕入れルート確保→⑤開業手続き」の5ステップ。このうち成否を最も左右するのは、実は④の仕入れルートです(理由は後述のデータで説明します)。

古着屋の開業は「①資格(古物商許可)→②資金計画→③業態決め→④仕入れルート確保→⑤開業手続き」の5ステップ。このうち成否を最も左右するのは、実は④の仕入れルートです

なお「そもそも古着屋って儲かるの?」という疑問には、別記事「古着屋は儲からない」は真実か?で市場データを使って正面から答えています。本記事は「やると決めた人」向けの実務ガイドです。

古着屋の開業に追い風が吹いている(2026年の市場環境)

まず前提となる環境から。国内のリユース市場は2024年に3兆2,628億円、15年連続で拡大しており、2030年には4兆円規模になると予測されています(リユース経済新聞「リユース市場データブック」2025年版)。中でも衣料・服飾品は分野シェア1位。新品のアパレル市場が前年比+1.7%(矢野経済研究所・2025年)で微成長なのに対し、古着はその数倍の速度で伸びています。

輸入古着の価格が高騰している

財務省貿易統計によると、古着輸入のキロ単価は2020年の725円から2024年には1,320円へ、4年で+82%。輸入金額は2000年以降で最高を更新しました(リサイクル通信・2025年2月)。

つまり「古着屋の開業」は、縮む市場に飛び込む話ではなく、伸びている市場に、どの入り方をするかという話です。

ステップ1:古物商許可を取る(必須・最初にやる)

中古品を「仕入れて売る」には、古物営業法にもとづく古物商許可が必須です。メルカリで自分の不用品を売るのとは法的に別物で、無許可営業は罰則の対象になります。

  • 申請先: 主たる営業所の所在地を管轄する警察署(公安委員会)
  • 手数料: 19,000円
  • 必要書類: 許可申請書、住民票、身分証明書(本籍地の市区町村が発行するもの)、誓約書、略歴書など
  • 期間: 申請から許可までおおむね40日程度。開業日から逆算して最初に着手するのがセオリーです

オンライン販売のみの場合も許可は必要です。URLを届け出る欄があるため、販売サイトの計画は申請前に決めておくとスムーズです。

そもそも自分の活動に許可が必要かどうか迷う場合や、申請の詳しい手順(必要書類・記入のポイント)は、診断チャート付きの古物商許可の完全ガイドにまとめています(メルカリ販売者向けに書いた記事ですが、取得手順は共通です)。

ステップ2:開業資金の計画|業態でケタが変わる

開業資金は「実店舗か、オンラインか」でまったく違います。

費目 実店舗 オンライン専業
物件取得(保証金・前家賃) 数十万〜数百万円 不要
内装・什器 数十万〜数百万円 不要
初回仕入れ 数十万円〜 数万円〜(箱単位仕入れなら小さく試せる)
古物商許可 19,000円 19,000円
EC/決済・撮影機材 (併用なら+数万円) 数万円

ポイントは2つ。

  1. 最初の固定費を最小にする。古着は在庫商売なので、家賃という固定費が重いほど、仕入れに回せる資金が減ります。まずオンライン+間借り・イベント出店で始めて、売れ筋がつかめてから実店舗、という順番は失敗コストを大きく下げます。
  2. 仕入れ資金は「1回分」でなく「3回転分」を見込む。売れるまでのタイムラグがあるため、仕入れ→販売→回収のサイクルが回り出すまでの運転資金が要ります。

ステップ3:業態を決める|実店舗・EC・フリマ、それぞれの現実

どこで売るかは「どんな客に、何を、いくらで」とセットで決めます。2026年時点の現実として押さえておきたいデータがあります。

  • リユース市場の販路別では、実店舗(店頭販売)が前年比+8.2%と最も高い伸び。ネットBtoC+4.4%、フリマ等CtoC+1.4%(リユース経済新聞・2025年)
  • フリマアプリは手軽な一方、1点ずつの撮影・出品・発送の手間と手数料負担が重く、事業として物量を扱う段階になるとボトルネックになりやすい

「フリマで小さく検証→自社EC/実店舗で本格化」が定番ルートですが、最初から事業としてやるなら、1点ずつではなく箱・ロット単位で仕入れて捌く前提で業態を設計すると、作業量が現実的になります。
(実店舗・オンラインそれぞれの開設手続きの詳細は、この後のステップ5で扱います)

ステップ4:仕入れルートの確保|開業の成否はここで決まる

古着屋の原価率・作業量・商品力は、すべて仕入れルートで決まります。主なルートは4つです。

ルート 単価 特徴 向いている人
海外仕入れ(現地買付け) 中〜高 一点物・差別化しやすいが渡航費と目利きが必要 世界観重視のセレクト型
輸入ベール(海外古着の圧縮梱包) 上昇中⚠️ かつての定番。ただし後述の通り価格が高騰 物量型
国内リサイクル店・古物市場 目利きと通い続ける時間が必要 実店舗併用型
国内BtoB仕入れサイト(箱単位) 低〜中 事業者の在庫を箱単位でオンライン仕入れ。検品・渡航不要 小資本で始める人・物量型

⚠️ 2026年の重要な変化:輸入古着の価格が高騰している

長年「安く大量に」の定番だった輸入ベールに、構造変化が起きています。財務省貿易統計によると、古着輸入のキロ単価は2020年の725円から2024年には1,320円へ、4年で+82%。輸入金額は2000年以降で最高を更新しました(リサイクル通信・2025年2月)。円安と世界的な古着需要の高まりが背景で、当社の取引データでも古着の取引単価はこの4年で約2割上昇しています。

つまり「海外から安く仕入れる」の難易度が上がり、相対的に国内の事業者在庫(ブランドの滞留在庫・買取業者の在庫など)を箱単位で仕入れるルートの価格競争力が増している、というのが2026年の現実です。

国内・箱単位仕入れという選択肢

スマセル(SMASELL)は、アパレル事業者の在庫を箱単位・まとめ売りで仕入れられるBtoBマーケットプレイスです。1点ずつ選ぶ手間がない代わりに、1点あたりの仕入れ単価を大きく下げられます。まずは数万円のロットから試せるので、開業前の「売れ筋テスト」にも使えます。

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「実際に何が届くのか」が気になる方は、編集部が実際に購入して全点検品したレビューがあります:

1着134円の古着仕入れ!まとめ売り42点の中身を正直レビュー

仕入れ先の探し方・比較のポイントをもっと詳しく知りたい場合は、個人で古着を仕入れるおすすめ先4選にまとめています。

古着の100円仕入れの方法

ステップ5:開業手続きと販売開始

  • 開業届: 開業から1ヶ月以内に税務署へ(青色申告承認申請も同時に出すと節税面で有利)
  • 実店舗の場合: 物件契約→内装→什器→陳列。古着は「密度と回遊」が重要なので、坪数よりレイアウトに投資
  • オンラインの場合: 自社EC(BASE/Shopify等)かモール型か。どちらでも商品写真と採寸情報が生命線
  • 値付けの基本: 仕入れ原価×3倍前後から検証開始し、回転率を見て調整(原価率の考え方はこちらの記事で詳述)

よくある質問(FAQ)

Q. 資格は古物商許可だけでいいですか? A. 販売だけなら古物商許可のみで開業できます。ただし輸入販売や買取を行う場合は、それぞれ関税・特定商取引法表記などの実務が加わります。自分のケースで許可が必要かどうかは診断チャート付きガイドで確認できます。

Q. 開業資金はいくらから現実的ですか? A. オンライン専業なら10万円台からの事例もあります(許可1.9万円+初回仕入れ+撮影環境)。実店舗は物件次第で数百万円規模になるため、まず小さく検証する順番を推奨します。

Q. 古着屋は儲かりますか? A. 「構造的に難しい点」と「追い風」の両方があります。楽観も悲観もせず、データで判断したい方は「古着屋は儲からない」は真実か?をご覧ください。

Q. 仕入れはどこから始めるべきですか? A. 小資本なら、渡航や目利き修行が不要な国内オンライン仕入れ(箱単位)でまず売れ筋を検証し、店の方向性が固まってから海外買付けや古物市場を足すのが遠回りしない順番です。

まとめ:小さく始めて、仕入れで勝つ

  1. 古物商許可(19,000円・約40日)から着手
  2. 資金は「固定費最小・仕入れ3回転分」で計画
  3. 業態は市場データを踏まえて(実店舗は追い風、フリマは手間の壁)
  4. 仕入れルートが成否を分ける——輸入高騰の今、国内・箱単位という選択肢を持つ
  5. 開業届を出して、検証→拡大へ

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「SMASELL」は、アパレル商品の福袋の仕入れにおいて大変おすすめのプラットフォームです。多種多様なブランドやスタイルのアイテムが手に入ります。
その上、価格帯も幅広く、初心者からプロの古着ビジネスオーナーまで、誰でもお手頃な価格で商品を見つけることが可能です。
取り扱う古着のカテゴリは、Tシャツ、スウェット、ニットなどのトップスはもちろん、ファッション雑貨や、ベビーウェアなど、レディース、メンズ、キッズの幅広いファッションアイテムを仕入れることが出来ます。
今なら、新規会員登録で2,000円以上に使える500円OFFクーポンも貰えるので、さらに安く仕入れを行うことが出来ます。
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  • 記事を書いたライター
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上野敬人 - 株式会社ウィファブリック 共同創業者 / 取締役CTO

現CEOの福屋と共に「テクノロジーでファッション業界の課題を解決する」という想いから、株式会社ウィファブリックを共同創業。BtoBマーケットプレイス「SMASELL」をCTOとして自ら設計・開発しました。 その経験から、本メディアではスモールビジネスの業務改善やDX化について発信。システムから管理業務、店舗運営まで、ビジネス全体の最適化を得意としています。

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