今回は、エイベックス・グループから誕生した今注目のストリートブランドBYWEARについて、エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社加藤豊紀(トム)様とブランドディレクションを手がける株式会社ライフウエアズ水津様にインタビュー。ブランドコンセプトから、モノづくりへのこだわり、広がるコラボレーション企画、今後の展望についてまで、詳しくお話しを伺いました。
エイベックス・グループからBYWEAR誕生
BYWEARは、大量生産・大量消費に対するアンチテーゼを掲げ、ジャパンメイドのクラフトマンシップなモノづくりで最高品質な商品を適正価格、適正数量で展開するストリートブランドです。原材料調達から販売に至るまで自らコントロールすることで、ハイブランド以上のクオリティに加え、透明性のあるトレーサビリティも実現。ブランド名には、「洋服のそばに、身近なものに」という意味も込められています。
2020年初頭にブランド立ち上げの企画が始まり、同年秋にローンチ。2021年秋冬シーズンには、サステナビリティ、クオリティ、カルチャーを掛け合わせたBYWEARのネクストレーベル ®Label (アールレーベル)の販売を開始しました。®Labelの『R』は、Recycle「再資源化」Reduce「排出抑制」Reuse「再利用」Refuse「発生回避」Rethink「再考」Restore「環境復元」の6Rが由来となっています。
エイベックス・グループではこれまでに様々な事業を展開してきましたが、アパレルブランドとして売り出すのは初めての試みとなっています。
モノづくりへのこだわり
私たちは、Tシャツやスウェット、フーディーなどの定番アイテムを、「一からきちんとつくる」ということを心掛け、妥協しない姿勢でモノづくりに取り組んでいます。
生地に関しても、既存のオーガニックコットンを使っているブランドは沢山ありますが、私たちは自ら選定した糸でオーガニック認証機関のGOTS認証を受けたオリジナルの生地を作り、縫製に至るまで全ての工程を国内で行っています。
また ®Label では、商品と一緒に「どこで、誰によって作られたか」を知ることができる再生紙を使用したトレーサビリティチェックカードを封入。チェックカードのQRコードより、原料調達から倉庫までの詳細を確認することができます。こうした情報を開示することで、手に取るお客様に少しでも安心をお届けできればと考えています。
ワンランク上のツアーグッズを展開
定番商品をお客様に愛用頂くことは勿論ですが、エイベックス・グループから誕生したブランドとして、アーティストのツアーグッズとの化学反応も起こしていきたいと考えています。
これまで、ツアーグッズの多くは既製品を使っており、Tシャツは一度洗濯すると襟がのびてしまったりと実用性に欠け、結果として大量生産大量廃棄という課題にも直面していましたが、BYWEARが手がけるツアーグッズは素材選びから縫製、デザインまで徹底的にこだわっているので単なるツアーグッズではなく、衣類としても長く愛用していただけます。
また今までツアーグッズを生産するメーカー側の手間や価格面などの理由で、一つ一つ細かく注文することは難しかったのですが、私たちが請け負うことで、アーティスト本人がどういうTシャツをストリートで着たいかを起点に「こんな生地で、こんな丈感で」といったそれぞれのアーティストの要望にも応えていけるようになりました。
近年、持続可能な社会に向け取り組んでいるアーティストやファンの方も増えてきているので、生地自体はオーガニックコットン、襟裏のラベルやタグはリサイクルポリエステル、ショッパーはサトウキビの食べられない部分を再生してできたバイオマスと、ツアーグッズに関わる全ての素材がサスティナブル仕様になっているのも評価いただいているポイント。
さらに、音楽家 坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体の一般社団法人more treesとパートナーシップを組み、売上の一部をカーボンオフセットに充てる取り組みも実施しています。
実際にI Don’t Like Mondays.という人気ロックバンドのツアーでもBYWEARが手がけたツアーグッズを販売したのですが、通常のツアーグッズの倍近い金額にも関わらず完売。現在ツアー中のASIAN KUNG-FU GENERATIONのグッズにおいても、有難いことにファンの方からもデザイン、品質面共に満足いただいています。
エイベックス・グループの強みを生かしたコラボも
ミュージシャン以外にも、イラストレーターやNFT※、アニメなど、エイベックス・グループの基盤とネットワークを生かして、様々なジャンルとコラボを企画。
現在発表している商品はどれも好評で、Twitterを始めとしたSNSなどでも拡散されており、海外からの問い合わせも多数頂いております。将来的には海外のモールやセレクトショップにも販路を広げていきたいですね。
※ 「Non-Fungible Token」の略称。ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータのこと。
アート事業にも注力
近年、MEET YOUR ARTという”アートと出会う”をコンセプトにしたアート発見番組をYouTube上で放映するなど、エイベックス・グループではアート事業にも注力しています。番組内では、各作品の魅力や背景を俳優 森山未来さんがインタビュー形式で作家さんに伺い、その作品をEコマースにて販売しています。
また、今年の5月には恵比寿ガーデンプレイス全域で国内最大級のアートとカルチャーの祭典「MEET YOUR ART FESTIVAL 2022 ‘New Soil’」を開催。作家自らが拾った海洋ゴミを、4mものアート作品にして展示しました。
このように、アートを軸として若手の作家さんを応援したり、社会課題と向き合うといったことは、今後も継続していきたいと考えています。
これからのBYWEAR
今後の展開としては、ネットでの販路拡大と合わせてリアルでもお客様とのコミュニケーションを増やしていきたいと考えています。
ネットでの販路拡大に当たっては、販売先を探していたところSMASELL(スマセル)さんと出会い、この度お付き合いがスタートしました。環境への配慮やCO2削減量の可視化、more treesの取り組みなどサスティナブルな活動に対して私たちの考え方とマッチし、出店を決めさせていただきました。
Eコマースの他にもPOP UP等を開催していますが、将来的には常にどこかでBYWEARの商品が置いてある状況を作り、お客様に実際に手に取ってデザインや素材の良さを感じてもらえる機会を増やしていければと考えております。
また、まだ国内のアーティストでは、ツアーグッズの品質からデザイン、環境への負荷に至るまでこだわっている方は少ないので、今後「ツアーグッズ=BYWEAR®Label」というポジションを確立していきたいですね。勿論、全てを一気に変えることは難しいですが、「まずは一型だけでもサスティナブルなプロダクトに」という感じで増やしていければと思っています。
「企業としてサスティナブルに取り組む」ということ自体に関して、全てを持続可能にするということは様々なハードルがあり容易ではありません。しかし、その中で少しずつ課題意識を持ち、できる取り組みを増やしていくというのが大切。
今後も私たちが関わる全ての方の幸せと持続可能な地球環境の実現に向けて、一歩ずつ丁寧に歩んでいければと考えています。
BYWEARの商品はこちら
SMASELL(スマセル)では、BYWEARの商品がお得に購入できます。ぜひ一度ご覧になってください。
Split Woven Patch Hoodie
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Prime Logo L/S T-Shirt
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JWI Woven Patch Mockneck
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Split Woven Patch L/S T-Shirt
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Regular Plain L/S T-Shirt
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Philosophy T-Shirt
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※2022年12月1日現在の価格となっています。
※予告なく価格変更及び販売を終了する場合がございます。予めご了承ください。
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