スマセルマガジン

インタビュー

循環型ファッションライフスタイルを提案するアーバンリサーチ運営のTHE GOODLAND MARKET様にインタビュー

左:THE GOODLAND MARKETブランドディレクター兼SBU部事業部長の新山様 右:下間様

開店から20年の歴史を持つアーバンリサーチ堀江店は、今年2月にエシカルなお買い物が体験できるストアTHE GOODLAND MARKETへとフロア構成を一新。今回は株式会社アーバンリサーチ下間様に、掲げられたコンセプトから込められた想い、商品選定への強いこだわりについてまで、詳しくお話しを伺いました。

循環型ファッションライフスタイルを提案

THE GOODLAND MARKETは、「いまのそれではなく、まだ見ぬそれを共創するマーケット」をコンセプトに、人や環境に配慮した循環型ファッションライフスタイルを提案するプラットフォームストアです。
今私たちは、ものを作ることも買うこともこれからの暮らし全てに関して、みんなで今までの考えから新しい考えにシフトしていかなければならない時代を生きています。
コンセプトにある「いまのそれ」とは、具体的にいうと、使い捨て紙コップ、プラスチック製の歯ブラシであったり、今まで当たり前だと思って使っていたもののことで、「まだ見ぬそれ」とは、人も環境もハッピーになれるもののことを示しており、今あるものをみんなでアップデートしていこうという意味が込められています。

ストアに込められた熱い想い

大学卒業後、専門学校でアパレルデザインを学び、イギリスでアパレルの仕事をした後、サスティナブルへの取り組みに共感しアーバンリサーチに入社しました。
元々服が好きという理由で、専門学校でファッションについて勉強し始めましたが、バングラディッシュのラナ・プラザ崩壊事故※を機に「このままでは服を好きでいられない」と感じた時期もありました。しかし次第に、課題に気づいている自分こそが何かアクションを起こすべきだと感じるようになりました。
イギリスに住んでいた時は、人や環境に配慮した食べ物や商品の選択肢も多く、多様な文化や考えが行き交っていましたが、東京に帰国した際、街はきれいだけれど自分が納得できる店や商品の選択肢が限られており、カフェに行ってもミルクの種類すら選べず、近代的な社会とのギャップに驚きました。
環境問題そのものに対しての意識自体も、確実に日々犠牲になっているものがある中、日本は海外に比べ遅れているのが事実で、1日でも早くみんなが意識を変えて取り組み、前進していく必要があると、帰国後改めて考えるようになりました。
このような自分が長年ファッション業界を見てきて気づいたことや海外で学んだこと、感じたことなどをTHE GOODLAND MARKETを通して発信していくことが、ご来店頂く一人一人のお客様が環境へ意識を向けるきっかけになれば嬉しいですね。

※2013年4月24日、バングラデシュの首都ダッカ近郊で複数の縫製工場が入った複合ビルが崩落。死者1,138人、負傷者2,500人以上を出す大惨事となった。

THE GOODLAND MARKET誕生

立ち上げ当初はオンラインでの販売からスタートし、そこから実店舗で自社の廃棄衣類をリメイクしたものを販売するなど、小さいコンテンツからスタートしました。社内の廃棄課題解決を担うことが最初のテーマだったので、まずは倉庫に眠っている店舗什器などを販売してみたところ、お客様から大変好評でした。その後すぐコロナ禍に入ってしまい、新しいブランドを生み出すより今ある課題とどう向き合うかが大切だと考え、できることを小さく回していくという状況が続きました。
少し状況が落ち着いた2021年4月にアーバンリサーチ堀江店のショップインショップとしての展開をスタートし、今年2022年2月にはフロア構成を一新しTHE GOODLAND MARKET堀江店に店名を変更。現在は、一部、株式会社アーバンリサーチの各ブランドで企画された環境に配慮されたアイテムやアーカイブ品もありますが、ほとんど全ての商品がTHE GOODLAND MARKETでセレクト・企画された商品となっています。

ブランドの垣根を越えたラインナップ

私たちが目指す循環型ファッションライフスタイルがお客様の日常に溶け込むようにするにはどうしたらいいかと考えた時に、ブランドという垣根を越えて衣食住ライフスタイル全般を網羅する商品を取り扱う必要があると考えるようになりました。
始めるからには、「ここで買ったら間違いない」という安心と信用をお客様にお届けしたいと思っていたので、THE GOODLAND MARKETというブランドのフィルターを通した時に、クオリティ、デザイン面ともに満足いくもののみを探し求めました。
実際に探し始めると、納得のいく商品は選択肢の幅が非常に狭く、オンラインでしか情報収集できないということも課題でしたが、試行錯誤した結果、人にも環境にもやさしい自信を持っておすすめできる商品のみを取り扱うことができています。

ストーリーのある商品を厳選

当店では、自宅でできる家庭菜園セットや、街で農作業する人がおしゃれに着こなせるアイテム、PARKS PROJECTという国立公園を守ることを目的としたブランドなども取り扱っています。このPARKS PROJECTには、国立公園にある自然環境を維持し生態系を守るということは勿論、結果として農村地帯を初めとした人の生活区と自然のバランス・距離感を見つめ直し、現代社会における自然と人の共存に繋がるヒントになるような意義も感じています 。
現在はヴィーガンクッキーや、フェアトレード・オーガニックのコーヒーをカフェ形式で提供したりと、食にも注力しようとしています。
単純にものを売る場所でなく、そのものの裏にある廃棄、人権問題などのストーリーを自分たちなりの伝え方をして「今日から何か始めてみよう」とお客様に思っていただけるようなきっかけや気付きを提案していきたいと考えているので、商品によってはそれらが伝わるリーフレットやポップなどもご用意しています。
こうして私たちが厳選した様々な商品同士を繋げていくことで、人間も地球で生きている生き物の一種としてできることを考えてもらうきっかけになれば嬉しいですね。

>PARKS PROJECTについて詳しくはこちら

地域に広がる共感の輪

店内では、実際に地球Laboというブランドの自宅用コンポストキットを使い、近所のコーヒー屋さんからもらったコーヒーかすやレモンの皮を堆肥にしたり、定期的に地域の方や近隣のお店などと共に清掃活動を行ったり、地域の方を巻き込んだ活動も行っています。一店舗で何かアクションを起こすよりも、エリア全体で行った方が何事も大きく動かせると思っているので、こういった取り組みは今後も続けていきたいですね。
また、草木を使った衣類の染め直しや家庭菜園を始めるキット作り、ソイキャンドル作り、陶芸教室等のワークショップも定期的に開催。一つの商品を長く使っていくためのノウハウをお伝えしたり、自分で作ったものへ愛着を感じることで、その人にとっての一生物になるような体験をする機会になってくれればという想いで実施しています。
このような地域と連携した活動やワークショップなどを通して、地域の方とのコミュニケーションが自然と生まれる場に育ってくれれば嬉しいですね。

≒heart core remedyとの出会い

当店では今月から、ミュージシャン大沢伸一さん、PrintDesigner Minamiさん、ウィファブリックの三者によるアップサイクルブランド≒heart core remedyの取り扱いを開始しました。
新しいボディーを作らずに、デッドストックをベースにアップサイクルしているところに非常に共感できましたし、音楽×アート×ファッションを融合させているところもおもしろいなと感じました。
そのかっこいいグラフィックデザインから、既に手に取られるお客様も多いです。商品背景というよりも、まずはかっこいいと思ってもらえるところが魅力的ですね。

SMASELL(スマセル)の取り組みについて

海外だとリセールは活発で市場規模も拡大傾向にありますが、日本ではあまり普及していない印象です。
SMASELL(スマセル)では常時1,000以上のファッションブランドを取り扱うなど、日本でこの規模で運営されていること自体すごいと思いますし、この規模のプラットフォームが増えないと大きな課題解決には繋がらないと思っているので、これからも応援しています。

 

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