今回は、Ergobaby(エルゴベビー)やSassy(サッシー)をはじめ、国内外のベビー・キッズグッズを通じ、日本のファミリーがワクワクするライフスタイルを提案し、全国29店舗を展開するDADWAY(ダッドウェイ)の店頭で、副社長 栗田様にインタビュー。
創業に至った経緯から、Ergobaby(エルゴベビー)との出会い、商品を取り扱う上で大切にされていることなど、幅広くお伺いしました。ぜひご覧になってください。
子育てと向き合い続け30年
パパとしての経験を生かし創業
弊社は、初代代表の白鳥が自らの育児経験をきっかけに起業した会社で、2022年10月に創業30周年を迎えます。
もともと趣味がアウトドアだったので、子どもを色んな場所へ連れていくための抱っこひもを探したところ、使いたいと思えるものは国内には見つからなかったそうです。当時、育児は女性の役割といった文化が根付いていたので、育児用品も女性的なデザインばかり。一方で海外の商品は当時から大人が使いたいと思えるデザイン性に優れたものが多かったそうです。そこから「アウトドアで父親が使える育児用品での起業」につながっていきました。抱っこひもを自ら作ってみたり、海外からカタログを取り寄せるなど、父親も使いたいと思う商品の展開からスタートしました。
交渉を重ね、Sassyの代理店に
アメリカのベビー・キッズグッズの展示会場でSassy(サッシー)というコントラストがはっきりしたカラフルなデザインが特徴のブランドと出会い、魅了されました。「日本で代理店をやりたい」と持ち掛け、数年間オファーを繰り返した結果、日本の代理店として商品の取り扱いがスタート。
20年くらい前、人気が高まってきたタイミングには、トイザらスさんやPLAZAさんからの注文に納品が追い付かないという状況でした。日本に知育玩具というカテゴリーが根付いたきっかけの1つになったと自負しています。
Ergobaby(エルゴベビー)との出会い
Ergobaby(エルゴベビー)は2003年ハワイで「もっと、ずっと抱っこをしたい」という一人の母親の「ベビーウェアリング」の思いから誕生した抱っこひもです。「ベビーウェアリング」は抱っこやおんぶで赤ちゃんを身につける(Wearing)ように、いつも一緒に過ごすという考え方。
誕生後、1人で歩き、心を育み、言語コミュニケーションができるようになる重要な期間をできるだけ近くで過ごすことで信頼感を育み、家族の健やかな成長へとつながります。
「ベビーウェアリング」を実現するために、赤ちゃんの体重を肩や腰にバランスよく分散させ、赤ちゃんも自然な姿勢で抱っこをされて親子がラクに過ごせることがエルゴベビーの設計のポイント。
日常にフィットする提案を
日本とアメリカでは育児の文化や常識も異なり、アメリカではベビーカーでの移動が主流。レジャー用に抱っこひもも使われていますが、日本の交通事情では抱っこひもは欠かせませんし、おうちの中でもおんぶをして家事をすることが当たり前です。
だからこそ、長時間でも疲れにくいErgobaby(エルゴベビー)が日本の日常に溶け込み、さらに育児をラクにできるに違いないと考え、取り扱うことを決めました。
衣食住、様々なジャンルの商品に当てはまりますが、海外の商品を日本に導入する際に、その商品が日本の文化やライフスタイルにフィットする形で紹介できると、その商品の魅力を引き出せると考えています。日本の暮らしを想定し、社員やアンバサダーと導入候補の商品の可能性を模索します。これまで日本になかった商品の場合は、海外の育児スタイルを取り入れることで、育児に変化をもたらすという視点を大切にしています。
育児の意識にも変化が
数年単位で、育児文化にも変化が感じられることもありました。少し前までは、「ママが一人で育児をできるように」というスタンスで来店される方も多かったですが、最近では「どっちがやる?」「どうやってシェアする?」といった、楽しみながら育児をシェアしようという意識に変わってきているように感じます。
商品の動きですと、ママだけの意思決定では購入に至らなかった離乳食マシーンも二人で使えるからと選ばれるようになってきました。こういったところにも、育児への向き合い方の意識変化が反映されているのだと感じますね。
導入当時、エルゴベビー抱っこひもは花柄やピンクも選ばれていましたが、今はパパも使う前提でグレーやブラックのベーシックで洋服に馴染むカラーが定番です。
また子ども向けの商品に関しても、昔は男の子にはブルー、女の子にはピンクを購入される方が多かったですが、今では逆を選ぶ方も多く、色に関しても性別による固定概念が変化している気がします。
大切にしていること
「かけがえのない子どもとの時間を大事にしていきたい」という想いが根源にあります。
身近な商品を扱っているからでしょうか、日常生活で気づいたことやお買い物で感じた些細な感想を社内会議で共有します。中にいる私たちが「いいな」「おもしろいな」と見つけたものを世界中から集め、日本に広く紹介していきたいと考えています。
この2年は、コロナの影響を受けて海外には出向けていませんが、これからはアメリカをはじめヨーロッパだけではなく、アジアなど、国にこだわらず、ベビー・キッズブランドの新規商品開拓に取り組んでいければと思っています。
子ども目線も大切に
弊社には「私たちにも子ども時代があったことを大事にしよう」というモットーがあります。「親目線の利便性を上げよう」ではなく、「自分たちが子どもだった時を思い出して、その目線でも楽しくアイデアを出していこう」という気持ちを大切にしています。
育児用品の安全性基準は非常に厳しいので、残念ながら日本では取り扱えない商品も中にはありますが、その基準の中で、できる限り新しいものを生み出していきたいと考えています。日本の商品にはあまり見られない、特徴的なカラーバリエーションもそういった想いで展開しています。
何にでも参画しようという気持ちを持っている人が多いのも弊社の強みだと思います。部署・職種を越えてこれからも自由な発想で多様な商品を届けていきたいですね。
広がるCSR活動
考えるきっかけをもたらす商品との出会い
環境保全に向けた活動をするメーカーと協働もしています。マンチキン社製「ミラクルカップ」の動物シリーズ「ワイルドラブ」の販売を開始。リサイクル素材100%のパッケージのドリンクカップの売上の一部が、国際動物福祉基金(IFAW)やクジラ保護区プロジェクトへ寄付されています。
また、環境的および社会的に責任のある生産を保証する国際繊維基準を満たしたオーガニックコットンの寝具を展開する「Cam Cam Copenhagen(カムカムコぺンハーゲン)」や、動物由来の成分不使用のビーガンのキッズコスメ「INUWET(イヌウェット)」を展開しています。
こういった商品を通して、家族でSDGs、子どもたちの未来のために考えるきっかけを提供できれば嬉しいですね。
子どもたちのために
児童福祉施設のクリスマスや季節行事に、スタッフが出向き演奏会を開催したり、子どもたちや職員の方々と音楽の交流を行っています。
その他NPO 法人を通じ、横浜市立大学附属病院の小児病棟で過ごす子どもたちや、北海道の難病で過ごしている子どもたちへおもちゃをプレゼント。ダメージパッケージやサンプルは社内でチャリティセールを実施し、売上金を寄付しています。災害があった地域に育児用品を提供する取り組みなど、子どもたちのために私たちができる様々な活動をしています。
SMASELL(スマセル)との出会い
もともとアウトレット品は自社で売り切ったり、フラッシュセールで出していましたが、それでも売れ残ってしまう商品があります。売り場には出せないが、安全性や使用に問題ない商品も、最終的にどこで売ったらいいかわからず困っていたところ、SMASELL(スマセル)に出会いました。必要とするお客様に最後の1点までお届けしたいという御社の姿勢やCO2削減量の可視化などの取り組みにも共感できたので、出店を決めました。
DADWAY(ダッドウェイ)の商品はこちら
Ergobaby EBC OMNI360
|
今治タオル ベルトカバー
|
乗りもの用ケープ
|
おしゃぶり スペース
|
ミュージカル・モビール
|
おむつポーチ
|
(ダッドウェイ様の出品はこちら)
お得に買って、地球を守る。
Sustainable Outlet Mall
Comment