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”子どもが主役の服づくりを”世代を超えて愛され続けるファミリア様にインタビュー

”子どもが主役の服づくりを”世代を超えて愛され続けるファミリア様にインタビュー

今回は、創業以来世代を超えて愛され続けているベビー・子ども服ブランド、ファミリア取締役執行役員の林様にインタビュー。
ブランドコンセプトからデザインへのこだわり、就業環境やサスティナブルについての考えまで、幅広くお伺いすることができました。ぜひご覧になってください。

創業71年目を迎えるファミリア

ブランドコンセプト

ファミリアの企業理念は「子どもの可能性をクリエイトする」です。わたしたちは、すべての子どもたちがもっている可能性という未来を、一緒にクリエイトしていきます。
うまれて最初に触れる「もの」「こと」、最初に目にするもの、身に付けるもの。そのすべてに、本物とやさしさを。
ファミリアは、世界で最も愛される、ベビー・子ども関連企業になるために子どもたちの可能性に触れる「本物」を発信していきます。

 

4人の女性から始まった歴史

「自分の子どもに着せるつもりでお洋服をつくりましょう」「すべては子どものために」
ファミリアは、戦後の混乱期に【別品=特別な品】を生み出した坂野惇子をはじめとする、4人の女性が創業したブランドです。1950年、家族のあたたかさをファミリアの名に込めて、ベビーショップ・ファミリアが誕生。その後全国各地に広がり、現在80店舗を展開しています。

ものづくりへのこだわり

子どもが主役の服づくり

私たちは「自分の子どもに着せる服づくり」を大切にしています。どんなに可愛くても、自分の子が実際に着てお出かけするイメージがつかないものは、商品化しないようにしています。
また、「ライフスタイルの中の一部がお洋服」という考えから、常に商品ではなく子どもが主役。試着会などで実際に子どもが着用しているのを見ると、平面のデザインで見るよりも、より可愛く仕上がっているということを実感することができます。

手作業の工程を大切に

弊社では、1つの商品に約半年間じっくり時間をかけ、納得のいくものづくりを行っています。最初の3か月程度は、実際に手刺繍したり、ピンセットでバランスを見ながらデザインを形にしてみたり、一度手作業でやってみるんです。
このように、アナログの工程を大切に、想像力を膨らますことで、子どもが実際に着たときにより可愛く見える、ファミリアならではのバランスを生み出すことができるのです。

色へのこだわり

私たちは、色の刺激は子どもが育っていく中でとても大切だと考えています。ですので、弊社が運営するレストランにも「color of time」と名付けていますし、創業者も当時から常にカラーチップを持ち歩いていました。

色の表現の仕方は日本は世界一と言われてます。日本独自の色彩感覚をファミリア流に解釈するとどうなるかを常に考え、商品の色にこだわり続けているんです。

 

クリエイティブを発信するファミリアメソッド

我々はファッションだけに留まらず、理念である「子どもの可能性をクリエイトする」に基づいた提案でしたら、積極的に展開していっているんです。その1つにプリスクールの開園があります。
私たちは子どもの才能を引き出し、磨くための環境が必要だと考え、認可外保育園を開園。想像力と表現力を身につける教育法「ファミリアメソッド」を通じ子どもの才能を、未来を生き抜く力へと育てています。
こういったファッション以外の事業へも展開していますが、コンセプトは全社で統一しているのが我々の特徴の一つです。社内全体で月毎にテーマを決めており、色・パターン・スタイルの他、音楽、食、エコなど色々な軸で切ったグリッド(マス目)を作成しています。「音楽」というカテゴリーで決まったコンセプトは、ショップやレストランでも統一して同じ曲を流しています。
その軸の一つに「エデュケーション(教育)」という項目があり、プリスクールの教育にも用いるなど、私たちが実際に自分の子どもに受けさせたい教育を目指しています。

働く人を輝かせる環境

個性を大切にした採用

「子供たちの可能性をクリエイトする」には、我々も色々な価値観で様々な視点からものごとを捉えることが非常に重要だと考え、多様性のある組織を心がけています。
言葉で多様性やダイバーシティを伝えることは簡単ですが、まず実践することが大事だと考え、外国人や海外に長く住んできた人など、育ってきた環境も多様性に溢れた方を採用しています。採用基準も個性を大切にし、異なるタイプの人材を採用するよう心掛けています。それら一つ一つの輝く個性が、結果的に企業のイノベーションや、子どもに自由な発想を伝えられるといったことに繋がると感じています。

ライフスタイルを尊重した働き方

また、働く環境にも注力しており、弊社では家族を大切にしながら働くということが前提になっています。妻や夫、子どもの体調不良で看病のため欠勤することも当たり前のように皆が理解しあっています。
総合職の9割は女性ということもあり、女性が生涯を通し活躍できるための就業環境作りにも、積極歴に取り組んでいます。20代で出産を経験する社員も多いので、十分な産休を取って頂いています。そういった実体験を通し、子どもを持つという立場への深い理解にも繋がるんです。
このように、社員一人一人にそれぞれのライフスタイルの変化を尊重した働き方をしてもらうことで、「この会社でずっと頑張りたい」と思って頂けたら嬉しいですね。実際に、創業当時から84歳まで就業していた社員もいました。

サスティナブルへの取り組み

ファミリアが考えるSDGs

ファミリアは今年で創立71年目。近い未来に100周年を迎えるにあたり、すべての子どもたちが持っている可能性や未来を今まで以上にサポートしていく取り組みを12の項目にし発表しました。月に1テーマでお客様に少しずつ発信し、まずは知ってもらうことから始めています。

長く着られるということ

ファミリアの洋服は、袖付け、脇、股ぐりなどの必要な箇所には2度縫いを行い、ほつれにくさや、美しさを出すための袋縫いなどの手間を惜しみません。そのため、ファミリアのお客さまには、3世代に渡り着用くださっていることが多いんです。こうして、代々大切に着てくださってくれること自体がサスティナブルなのではないかと考えています。

リサイクル・アップサイクル

また、服を作る過程で生まれる残布を用いてエコバッグを作ったり、キャリー品に新たな刺繍などの付加価値を付け再販するなどの取り組みも展開しています。お客さまからも大変好評を頂いており、これからもこのような取り組みを実施予定です。

ARCHIVE MARKET

今年、過去の人気コレクションや定番アイテムから魅力を再発見する「ARCHIVE MARKET(アーカイブマーケット)」を期間限定で開催しました。数点ずつ残ってしまっていた商品やUPCYCLE PROJECT Tシャツの販売も行いました。また同時に、子供と一緒に洋服を作れる参加型のワークショップなども開催しました。
こういったイベントでの経験が子どもたちにとって、最初に触れる「クリエイト」や「エコ」となり、ご家族皆で教育やサスティナブルについて考えるきっかけになれば嬉しいですね。

 

 

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