国内では、年間約170万トンの繊維廃棄物が発生していると言われます。この中には、繊維製造現場や縫製・アパレルの現場から出る裁断屑、残糸、捨て耳、不良品、整理加工などから発生する廃棄物などが含まれています。これらは、全廃棄物の約2%を占める量です。
エシカル消費が注目を集める時代、企業の活動そのものが問われています。なぜなら、繊維業界では今もなお、年間約8000万トンもの廃棄処分が行われ、深刻な環境問題を引き起こしているからです。
では、民間企業として“廃棄する”という選択肢以外、本当にないのでしょうか。
自社では必要なくなった商品でも、他社にとっては価値のある商品です。このようなニーズを持ったバイヤーは、きっとたくさんいるはず。「生地や糸の特価商品ならいつでも仕入れたい」「今度のセール企画で特価商品をまとめて買いたい」など様々な声がある中で、単純に捨ててしまうというのは、あまりにももったいない。
当然ながら、環境への負荷も甚大です。消費者の意識が高まる今だからこそ、不動在庫・デッドストックによる問題に真剣に取り組む必要があると言えるでしょう。
企業で始まっているエシカルな取り組み
消費者の意識の変化に伴い、多くの企業でもエシカルな製品・サービス提供の取り組みがスタートしています。例えば、震災をきっかけに見直された地産地消。地域へ配慮した地元商店での買い物は、応援消費として活発になっています。そして、世界ではフェアトレード製品が広く普及し、貧困問題や児童労働に配慮した商品も多く見かけるようになりました。
自由に使える資源が減っていく中で、大量生産・大量消費型のビジネスはいずれ通用しなくなります。今後、世界は徐々に環境に配慮した取り組みを行う企業が増えることでしょう。このような中、デッドストックを多く抱える商社や問屋、アパレルメーカーは、在庫の新たな活用方法を模索する時代に来ているのではないでしょうか。
糸の問屋と量販店をマッチングさせるSMASELL(スマセル)
問屋の糸や生地、売れ残ったアパレル製品が過剰在庫として大量処分される現代。この現状を変えるために、繊維ファッション業界に特化したフリマサイトSMASELL(スマセル)は誕生しました。インターネットを活用することで、過剰在庫となった繊維製品を必要とする企業へグローバルに販売できます。
これまでにも多くの企業間でマッチングが成立し、「売れ残りなのに予想以上に高く販売できた」「上質な商品を安く仕入れることができた」など、喜びの声を数多くいただいています。人・環境への負荷、社会に配慮した販売方法をご希望でしたら、ぜひSMASELL(スマセル)をご活用ください。
深刻な環境問題を解決する手段となるよう、SMASELL(スマセル)はマッチングサービスを通して、積極的に商品が循環するエシカルなマーケットプレイスを広めてまいります。
アパレル在庫の卸売・仕入れサイト
アパレル企業が残った在庫などを出品し、小売店の方やメルカリ・ヤフオクなどのフリマアプリ副業をやっているようなバイヤー様が購入できる仕入れサイト
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